「中国人は天安門事件を覚えているか」―仏メディア

Record China    2013年6月4日(火) 8時0分

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24日、仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語電子版は、天安門事件から6月4日で24年を迎えるのを前に、「中国人は天安門事件を覚えているか」と題する記事を掲載した。写真は天安門広場。

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2013年5月24日、仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語電子版は、中国で民主化を求める大学生らが人民解放軍に弾圧された天安門事件から6月4日で24年を迎えるのを前に、「中国人は天安門事件を覚えているか」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

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仏AFP通信はこのほど、北京市郊外に住む中産階級家庭の生活調査記事を紹介した。20年前に山東省から来たある夫婦は、5部屋のアパートに住んでいる。今では車を2台持ち、お手伝いが食事を作り、物質的な豊かさを享受している。彼らのような中産階級は現在数千万人いるとみられ、20年には中国人の4割に達すると予測されている。

同調査では政治的な質問がなく、中国人が天安門事件を覚えているか知るすべがない。しかし実際には6月4日が近付くと、当局が世論操作のため「中国の夢は社会主義の夢」などと主張する記事を繰り返し発表する。官製メディアの“ご高説”に人々は反発し、インターネット上には罵声が飛び交う。

このように政治的に敏感な空気の中、4日で天安門事件から24年を迎える。当局はネット上の“浄化活動”を強化し、大量のウェブサイトが閉鎖される見通しだ。簡易投稿サイトの微博(ウェイボー)では多くのファンを持つ「勇気ある発言者」のアカウントが閉鎖された。しかし、一部では関連写真を掲載し、事件を風化させぬよう呼びかける動きもある。さらに当日は黒い服を着て、ろうそくを灯し、絶食するなどで追悼すると表明する人々もいる。(翻訳・編集/AA)

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