トニー・レオンが批判浴びる、マーベルのヒーロー映画「シャン・チー」で悪役

Record China    2019年7月24日(水) 11時0分

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23日、米マーベル・スタジオの映画「シャン・チー」に悪役で出演することが分かった香港の俳優トニー・レオンに、ネットからは批判の声が上がっている。

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2019年7月23日、米マーベル・スタジオのスーパーヒーロー映画「シャン・チー」(上気/Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)に悪役で出演することが分かった香港の俳優トニー・レオン(梁朝偉)に、ネットからは批判の声が上がっている。

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マーベル初のアジア人ヒーロー映画として注目される「シャン・チー」から今月20日、主役のシャン・チー役にカナダ籍の華人俳優Simu Liu(劉思慕)の起用が明らかに。また同時に、悪役の満大人(マンダーレン)をトニー・レオンが演じることも発表された。

この満大人について、中国出身の怪人として1920年代に英国の小説に登場し、60年代にかけて何度も映画化されたフー・マンチュー(傅満洲)のことではないかとネット上で話題になった。マーベルコミックでは当初、シャン・チーの父親がフー・マンチューという設定だったことから、同じ人物だとの見方が浮上した。

さらにネットでは、フー・マンチューが中国や華人のイメージをおとしめるキャラクターだとして、それを演じるトニー・レオンに対して批判の声が拡大。出演に不満を持つ人々が、夫人で女優のカリーナ・ラウ(劉嘉玲)のSNSにまでなだれ込み、「カネのためなら何でも演じる」「中国で封殺運動をする」などといった脅迫的なコメントを投稿している。

これに対し、満大人はチンギス・カンの子孫で母親は英国貴族という設定のため、フー・マンチューと同一人物というのは大きな誤解だという声もあり、「人を批判する前にちゃんと調べろ」「映画は架空の世界なのに、目くじらを立てるのは見苦しい」といった意見も。製作側およびトニー・レオンからは今のところ、人物設定についてのコメントは出ていない。(Mathilda

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