カンヌ脚本賞の問題作「A Touch of Sin」、10月公開へ当局がゴーサイン―中国

Record China    2013年6月12日(水) 15時43分

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10日、第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最優秀脚本賞に輝いた中国映画「A Touch of Sin」が、今年10月にも中国内で公開される運びとなった。写真は第66回カンヌ国際映画祭のジャ・ジャンクー監督(左から3人目)とキャストたち。

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2013年6月10日、第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最優秀脚本賞に輝いた中国映画「A Touch of Sin」(中国語タイトル:天注定)が、今年10月にも中国内で公開される運びとなった。捜狐網が伝えた。

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今回のカンヌで、コンペティション部門唯一の中国語映画として出品された「A Touch of Sin」が、最優秀脚本賞を受賞した。同作は北野オフィス製作による日中合作映画で、中国のジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督作品。社会の腐敗、暴力などがストーリーに組み込まれた問題作として、中国国内でも受賞以前から話題になっていた。

このところ、米映画「ジャンゴ 繋がれざる者」の上映が突然に一時休止となったり、昨年のカンヌに出品された中国映画「Mystery」(浮城謎事)の検閲問題が未だに解決していないことが判明したりするなど、国内では映画の規制問題が注目されている。真っ先に規制対象になりそうな「A Touch of Sin」だが、すでに上映許可証を取得しており、10月にも公開予定だという。

ジャ監督によると、海外の映画祭に出品を許可された時点で、すでに国家広播電影電視総局(広電総局)の審査を通過しているという証拠になる。上映時期が迫ってから、いきなりの中止措置もあり得るのではないか?と懸念の声も聞かれるが、「それは広電総局に取材してほしい」と語っている。

監督にとっては5年ぶりの作品で、初の商業映画と言われる。カンヌ受賞の話題も手伝って前評判も上々だ。自身最高の興行成績を記録することは「間違いない」と自信を見せている。(翻訳・編集/Mathilda

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