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安倍政権の「価値観外交」、中国共産党機関紙「典型的な“人格分裂”」と酷評―中国メディア

Record China    2013年6月14日(金) 11時11分

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13日、人民網は「安倍政権の『価値観外交』の偽りのベールを剥ぐ」というコラムを掲載した。資料写真。

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2013年6月13日、人民網は「安倍政権の『価値観外交』の偽りのベールを剥ぐ」というコラムを掲載した。以下はその内容。

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近代日本は明治維新後、みだりに戦争を起こす軍国主義の道を一歩一歩歩み、中国を含むアジア各国人民に深刻な災禍をもたらし、また日本人民にも深く害を及ぼした。日本軍国主義は第2次世界大戦中、人類史上最も野蛮で、最も残虐な罪を犯した。

戦後日本は極東国際軍事裁判など国際社会から正義の審判を受け、平和憲法を制定して国際社会に復帰した。本来なら日本は戦後、体制上のみならず価値観においても心から悔い改め、戦前の狂気じみた、自由、民主主義、人権を踏みにじる暗黒の歴史と決別すべきだ。だが遺憾なことに、徹底的に取り除かれるべきだった日本軍国主義は戦後、一部残存勢力が命脈を保ったうえ、政治権力の中心に返り咲いた者までいた。この勢力に牛耳られ、弄ばれる中、日本は長年にわたり健全な歴史教育を行えないまま、侵略の歴史の真相を力の限り覆い隠し、歪曲している。

それなのに歴史問題で合格答案を提出できずにいるこのような日本が、長年にわたりアジアにおける「民主主義の模範」を装い、いわゆる民主主義の経験をあちこちで売り込み、国際社会の支持と信頼をだまし取ろうと企てている。安倍氏が2度の政権でいわゆる「価値観外交」を力の限り広めようとしているのは、「自国は価値観をわきまえていないのに、他国に物事の道理を説く」という日本の戦後の政治伝統に由来する。

ここしばらく安倍政権、特に安倍首相本人は無数の被害国国民の感情をしきりに傷つけ、歴史修正主義路線を露骨に推し進め、日本の侵略の歴史に対する評価を覆し、名誉を回復しようと力の限りを尽くしている。「村山談話」と「河野談話」を見直す方針を放言し、「自主」憲法制定と「国防軍」創設を声高に主張し、靖国神社に供物を奉納し、「東京裁判」に疑問を呈し、「侵略定義未定論」をぶち上げ、「主権回復の日」を盛大に記念したうえ、会場で戦前のやり方にならい先頭に立って「天皇陛下万歳」を大声で叫び、自ら軍服姿で戦車や飛行機に乗ってパフォーマンスをする。安倍氏は日本極右勢力が長年夢見てきた政治的主張を次々に取り入れている。先日のミャンマー訪問では、第2次大戦中に同国を侵略した日本軍の戦没兵のためにわざわざ墓参した。こうした動きが積み重なって、日本の全面的な「右傾化」という明確なメッセージが国際社会に向けて発せられたことは間違いない。

安倍政権の推し進める歴史修正主義路線に鼓舞されて、麻生太郎副総理ら安倍内閣の要人および170人近くの与野党議員が群れをなして今年4月、靖国神社の春季例大祭に参拝した。これは過去24年間で最多だ。同様に安倍政権の推し進める歴史修正主義路線に鼓舞されて、極右政治屋が大いに放言し、日本政界の極めて歪んだ価値指向を世界の人々に教える結果となった。

安倍政権が歴史問題で見せる戦前の軍国主義的価値観への憧憬(しょうけい)と未練は、国際社会の場で大口を叩く「共有する価値観」とは鮮明なコントラストをなし、典型的な「人格分裂」を呈している。安倍政権の時代に逆行する動きは、日本には過去の夢の再来、第2次大戦の結果の否定、戦後の平和秩序への挑戦、これらを企てる勢力が今日もなおいることを側面から物語っている。しかもこの勢力には強大化する現実的危険がある。安倍政権のすることなすことと照らし合わせれば、民主主義、自由、人権について大口を叩くその資格と動機に大きな疑問符を突きつけるだけの理由が人々にはある。いわゆる「価値観外交」が世界を欺き不当な名声を得ようとする政治トリックに過ぎず、国際社会と民主主義、自由、人権に対するこの上ない愚弄であることは火を見るよりも明らかである。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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