韓国人留学生が見た中国の大学=中国教育の「城壁」心理―英紙

Record China    2013年6月16日(日) 10時0分

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13日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「中国大学教育の“城壁”」を掲載した。韓国人が見た米中大学教育の違いを記事としている。写真は復旦大学の外国人留学生。

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2013年6月13日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「中国大学教育の“城壁”」を掲載した。韓国人が見た米中大学教育の違いを記事としている。中国新聞網が伝えた。

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私は以前、米中部のグリンネル・カレッジに留学していた。専門教科以外に米国史の授業を履修したのだが、その経験は鮮烈だった。教員はベトナム戦争を専門とする研究者だったが、ネイティブアメリカンの虐殺、西部開拓時代の中国人労働者に対する差別、二次大戦時の日系移民に対する仕打ちなどなど、米国の“悪事”を事細かに教えていた。

それは外国人である自分ですら気分が悪くような内容だったが、ある時、米国人同級生との会話ではっとさせられた。「お金を払って大学に行くのはこういう真実の歴史を学ぶため。高校では教われない内容だけど、もし私たちに反省がなければ同じ過ちを繰り返してしまうから」。卒業して随分たった今も彼女の言葉をよく覚えている。

米国の大学を卒業後、私は中国の北京外国語大学、清華大学で勉強した。ここで中国人たちは米国の教育に警戒していることに気がついた。米国文化が入り込んで、中国人の教育的伝統を乱してしまうのではないかと恐れているのだ。そのため中国人は“愛国主義教育”という城壁で大学を城壁で囲っているかのようだ。

ハーバード大学の学長は卒業生たちに「君たちは世界を変えなければならない」と訴えかける。北京大学の学長は「国家戦略に従いなさい」と学生に説く。前者の教育は世界を、後者の教育は国家を舞台としている。(翻訳・編集/KT)

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