中国高速鉄道は放射線がひどい?国務院「純然たるでたらめ」「ありえない」―中国メディア

Record China    2019年7月30日(火) 10時20分

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29日、観察者網は、かねてより中国のネット上で見られる「中国高速鉄道は放射線の影響が深刻」との情報に対して、国務院の関係当局が改めて否定したと報じた。

2019年7月29日、中国メディアの観察者網は、かねてより中国のネット上で見られる「中国高速鉄道は放射線の影響が深刻」との情報に対して、国務院の関係当局が改めて否定したと報じた。

記事は、近ごろ「高速鉄道に乗るのはX線撮影をするようなものだ」「レールに近い場所にいる家畜はみんな痩せている」「高速鉄道の女性乗務員は不妊率が大きく上昇する」などといった情報が盛んに伝わっていると紹介。これに対して国務院国有資産監督管理委員会の公式微博アカウントが28日に「どうしてこんな純然たるでたらめが出てくるのか」と反論したことを伝えた。

同アカウントは、「現在飛び交っている情報は2013~14年にはすでに出現していたものをほとんどそのまま流用しているものだ」としたうえで、「高速鉄道は電気を使用する以上多少の放射線を発生させるが、それは普通の列車や地下鉄、携帯電話、電気カミソリも同じであり、安全基準値であれば人体に影響を及ぼすことはない」との見解を示している。

記事はまた、「鉄道総公司の関係者が高速鉄道車両内の放射線測定を行ったところ国際基準よりもはるかに低い結果が出たとし、高速鉄道の放射線がそもそも人体を傷つけることはありえない」とした。

さらに、「国際基準よりはるかに低いのみならず、放射線を低減させるうえでも設計者が配慮を行っている」と説明。「座席下に厚い金属板を設置することで、放射線の主な発生源である車両底部のけん引モーターから出る放射線を効果的に防ぐことができる」と伝えている。(翻訳・編集/川尻

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