中国遼寧省大連市沙河口の公安分局が、インターネット上で中国を侮辱する漫画を散布していたとして36歳の男性を拘束した事件で、男性の漫画の内容が報じられた。

男性は2018年1月から、「中国侮辱」「反中」の漫画を制作してネット上にアップロードしていたとされており、最近、外国から中国に帰国した際に拘束された。公安当局は男性について「日本軍国主義思想を浸透させようと企てた」とも指摘しており、「精日（精神日本人。中国人でありながら自分は日本人であると考える人物を指す）」であるとしている。

中国の複数のメディアによると、男性は中国人を「頭はブタ、身体は人間」という容姿で描いていた。アップロードされた漫画は数百点に上るという。中国では最近、安徽省や江蘇省など各地で「反中精日分子」が拘束される事件が相次いでいる。理由は「長期的にデマを流した」「ネットを利用した暴力で他人を脅迫した」などとされている。（翻訳・編集/北田）