Record China 2019年8月2日(金) 18時20分
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1日、中国共産党政権による建国70周年を10月に控え、今月からは主だったテレビ局の放送番組から、娯楽性の高い時代劇や恋愛ドラマといった作品が消えて、愛国ドラマ一色になることが分かった。
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2019年8月1日、中国共産党政権による建国70周年を10月に控え、今月からは主だったテレビ局の放送番組から、娯楽性の高い時代劇や恋愛ドラマといった作品が消えて、愛国ドラマ一色になることが分かった。
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中国メディアを管理する国家新聞出版広播総局(広電総局)がこのほど、国内の放送事業者に対し、建国70周年の記念日に向けたテレビドラマの放送規制を通達。8月1日より、娯楽性の高い時代劇や、人気アイドルの出演する恋愛・コメディーといったドラマ作品の放送を禁止し、同局が推薦する86作品のドラマを優先的に放送するよう求める「百日展播」活動をスタートした。
推薦された86作品はいずれも最新作、または比較的新しいドラマで、抗日戦争や共産党軍の戦いを描く戦争作品、過去70年の庶民の生活を追うホームドラマやサクセスストーリー、有名人の伝記や現代の政治や外交を描くものなど、いずれも愛国色の強いものばかり。抗日戦争ドラマの「太行之脊」や解放軍の発展がテーマの「可愛的中国」、宇宙開発にスポットを当てた「飛行少年」「飛天英雄」、庶民の不屈の精神を描く「温州三家人」といった作品が並んでいる。
中国では毎年、国慶節(建国記念日)の前後には愛国作品が大量に放送されるが、今年のように”100日計画”で愛国ドラマ一色に染まるのは初めて。ネット上では、「お祝いなのだから、逆に娯楽性の高い作品を流したほうがいい」「押し付けはたくさんだ」「どうせテレビは見ることもないので好きにすれば?」などといった反発の声も多く見られる。(Mathilda)
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