Record China 2019年8月4日(日) 9時50分
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遠洋訓練を行っていた中国海軍艦隊が宮古海峡を通過して東シナ海に戻った。中国メディアの新浪網は、同艦隊は中国にとって2番目の空母艦隊になる可能性があると紹介した。写真1点目は同訓練に参加したミサイル駆逐艦の太原、2点目は総合補給艦の呼倫湖。
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遠洋訓練を行っていた中国海軍の6隻からなる艦隊が1日、西太平洋から宮古海峡を通過して東シナ海に戻った。中国メディアの新浪網は2019年8月3日付記事で、同艦隊は中国にとって2番目の空母艦隊になる可能性があると紹介した。
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1日に宮古海峡を通過したのは、052D型ミサイル駆逐艦2隻(西寧、太原)、054A型ミサイル護衛艦3隻(荊州、大慶、日照)および901型快速総合補給艦の呼倫湖(モンゴル語地名のホロン・ノールにちなむ艦名)の6隻。
6隻のうち、西寧と大慶、日照、呼倫湖は現在、北海艦隊に所属しており、7月25日に宮古海峡を通過して西太平洋に出た。残りは東海艦隊の所属で7月27日に宮古海峡を通過した。双方は西太平洋で合流して訓練を行った。6隻の艦隊として東シナ海に戻り、今後はそれぞれの母港に戻るとみられる。
記事は、訓練に参加した補給艦が903A型ではなく、901型だったことが注目されていると紹介。903A型補給艦は多くの場合、駆逐艦と護衛艦からなる艦隊に配備されるが、901型の場合には空母艦隊に配属されるのが通例という。
中国は、ウクライナから購入した空母を改造した遼寧を12年に就役させている。また、2隻目で国産としては1隻目となる空母は現在、7回目の試験航海を行っている。前回の試験航海では、航空機の離着艦も行われたことから、試験航海も最終段階に入ったと考えられるという。
記事は特に説明していないが、空母は搭載機による大きな攻撃力を持つが、その反面、防御面では弱いという問題がある。そのため、護衛のための駆逐艦などと行動を共にする。空母を中心とする艦隊には「空母打撃群」などの呼称もある。
記事は、中国初の国産空母を完成させるまでには、まだ最終的な工程作業が残っているが、空母が就役する前に護衛艦隊の訓練を行っておけば、さらに急速に、さらに有効に海軍2番目の空母艦隊を編成することができると強調した。(翻訳・編集/如月隼人)
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