世界新興大学TOP100、韓国が強さ見せる=中国はランクインなし―英誌

Record China    2013年6月21日(金) 14時50分

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19日、英教育専門誌のタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は、開学50年未満の大学を対象とした「世界の新興大学ランキング」 (2013年度)を発表した。写真は香港科技大学。

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2013年6月20日、中国新聞社によると、英教育専門誌のタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は19日、開学50年未満の大学を対象とした「世界の新興大学ランキング」 (2013年度)を発表。創立わずか27年の韓国・浦項工科大学がトップだった。一方、ランク入りした中国本土の大学は1校もなかった。

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100位までを挙げた同ランキングには、香港の大学から4校がランクイン。いずれも40位以内だった。内訳は、香港科技大学4位、香港中文大学12位、香港都市大学18位、香港理工大学34位。

一方、台湾からも5校がランクイン。内訳は、台湾中山大学37位、台湾科技大学45位、中正大学90位、元智大学94位、陽明大学98位だった。

同ランキングは世界の創立50年以内の大学を対象に作成されているため、長い歴史を誇る世界の名門校の名前はない。中国本土の大学がランク入りを逃した原因の1つは、実力のある大学のほとんどが長い歴史を持つ大学であることが考えられる。

同ランキングのトップ10は、浦項工科大学をトップに以下、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、韓国科学技術院、香港科技大学、米国カリフォルニア大学アーバイン校、オランダのマーストリヒト大学、英国ヨーク大学、シンガポールの南洋理工学園、仏のパリ第6大学、パリ第11大学と続いた。

同ランキングは主に、大学のイノベーション能力や教学のクオリティー、研究成果、論文が引用された回数、国際的評判など13項目の指標を基に作成された。

同誌が同ランキングを発表するのは2回目で、浦項工科大学は2年連続トップだった。また、韓国の科学技術院は、去年の5位から順位を2つ上げ3位になるなど、韓国が高等教育に大きく力を注いでいることが浮き彫りになった。また、アジアの大学4校が10以内に入るなど欧米の大学にとっては、うかうかしていられない状況になっている。

同ランキングの編集者は、「同ランキングは、伝統的な名門校が歴史や伝統を盾にあぐらをかいていることはできないことを示している」と指摘している。緻密な計画を立て、十分なサポートを得ることができれば、わずか数十年で傑出した大学を作り上げることができるのだ。西洋諸国の大学にとっては、十分な投資が得られず、イノベーション能力や長期的戦略がなければ、東アジアの大学に、名門校の座を奪われかねない状況で、この発表は警笛となっている。

同誌は2004年より世界の大学ランキングを発表しているほか、発表しているさまざまなランキングを世界の高等教育界が参考指数にするなど、注目を集めている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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