ダライ・ラマの肖像を飾ることを許可、中国共産党がチベット政策を転換―米華字メディア

Record China    2013年6月22日(土) 17時0分

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21日、米華字ニュースサイト・多維新聞は記事「ダライ・ラマの肖像を公に飾ることを許可、中国共産党がチベット政策を調整」を掲載した。青海省海南チベット族自治州の寺院でダライ・ラマの肖像を飾ることが許されたという。写真はダライ・ラマ14世。

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2013年6月21日、米華字ニュースサイト・多維新聞は記事「ダライ・ラマの肖像を公に飾ることを許可、中国共産党がチベット政策を調整」を掲載した。

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ノルウェーに本部を置くチベット関連ニュースサイトのボイス・オブ・チベットは、中国共産党が青海省海南チベット族自治州の寺院に以下3点の内容を通達したと報じた。(1)ダライ・ラマの肖像を寺院で公に飾ることを認める(2)ダライ・ラマを侮辱することはしない(3)寺院の中で重大事件が起きてもただちに警察や軍を送り込むことはせず、まずは寺院内部での話し合いを認める、という内容。

習近平(シー・ジンピン)国家主席は2008年当時、北京五輪の責任者だったが、3月に起きたラサ騒乱について「こうした雑音は平常心で見るべきだ」と冷静な対応を呼びかけていた。2012年にはダライ・ラマ14世が中国の新たな指導者となる習近平氏に期待する発言をしている。

一部の専門家は、習近平国家主席はチベット問題に対して他の中国共産党高官の強硬な態度とは一線を画していると指摘。今回の動きは習近平国家主席の意向を受けて中国共産党中央がチベット問題に対する姿勢を転換したと分析している。(翻訳・編集/KT)

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