中国映画の上映制限枠を緩和=年間15本へ拡大、認定基準の導入が課題―台湾

Record China    2013年6月24日(月) 19時20分

拡大

21日、台湾の財団法人海峡交流基金会(SEF)および、中国の海峡両岸関係協会(ARATS)による第9回両岸両会会談が上海市でスタート。台湾の中国映画に対する制限枠が緩和されることが明らかになった。写真は中国映画「北京遇上西雅圖」。

(1 / 8 枚)

2013年6月21日、台湾の財団法人海峡交流基金会(SEF)および、中国の海峡両岸関係協会(ARATS)による第9回両岸両会会談が上海市でスタート。台湾の中国映画に対する制限枠が緩和されることが明らかになった。中央社が伝えた。

その他の写真

中台両者における、それぞれの直接交渉窓口となっているのがSEFとARATS。両者によるトップ会談・第9回両岸両会会談が21日、上海市でスタートした。SEFによると、中国映画に対する台湾の輸入割当規制が緩和され、現状の年間10本から15本へと枠が広げられることになった。

しかし問題なのは、どういった形態の中国映画が規制枠に入るかだ。現状では中国・香港合作映画など、著作権の割合によって制限外になる作品もある。また、2010年に締結されたECFA(両岸経済協力枠組協定)の取り決めに従い、制限のカテゴリー内に入る場合も。中国資本の映画でも、台湾でフィルム編集などが行われた場合、上映を認められるパターンもある。これら複雑な規制枠の中で、認定基準を導入することが今後の注目点となる。

台湾では現在、中国映画の劇場公開作を選ぶ際、ふるいにかけた作品からさらに抽選するという方法を採っている。台湾の映画ファンが最も公開を望んでいるとされるのが、中国で今年春に公開され、異例のヒット作となったコメディータッチのラブロマンス映画「北京遇上西雅圖」。同作は抽選の結果、公開順位ランキングは15位となり、台湾でお目見えする可能性を絶たれた。今回の規制緩和がもう少し早ければ、という声も聞かれている。(翻訳・編集/Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携