中国は日本との「小同大異」を認識すべき―SP華字紙

Record China    2013年6月24日(月) 1時6分

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21日、シンガポール国立大学の楊麗君博士は、中国は日本との「小同大異」を認識すべきだと主張。資料写真。

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2013年6月21日、シンガポール華字紙・聯合早報は、「中国は日本との『小同大異』を認識すべきだ」という、シンガポール国立大学の楊麗君(ヤン・リージュン)博士の主張を掲載した。環球網が伝えた。

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日米関係は利益重視で成り立っているが、日中関係は利益より感情的もつれが重視されている。感情的もつれは、利害のもつれよりも処理が複雑で困難だ。米国は日本に関する問題を処理するにあたって、日本文化や日本人の心理に詳しいスペシャリストたちを招集してから戦略を練る。

こうしたやり方は中国にはない。中国の学者であれ、学術機関や研究機関であれ、日本人の思考モデルや行動モデル、日本人の中国に対する態度などを分析、研究したことはないはずだ。中国人は日本を当然理解していると思っているが、日中間の違いに「小同大異」があることに気づいていない。

日中関係は、靖国神社参拝という感情的もつれや尖閣問題という利害関係に集約される。アヘン戦争はアジアの門戸を開くきっかけとなり、日本は積極的に西洋の科学技術を取り込んでいったが、中国は内戦にばかりとらわれていた。その後、両者の立場は逆転し、生徒が教師になり、教師が生徒になるだけでなく、加害者と被害者という感情的もつれまで生じてしまった。

ここ数年来、こうした感情的もつれに対して適切な対応を行ってこなかったことから、日中関係は下心のある第三者に利用される結果となった。日中関係は短期間での回復は望めそうにもないが、両国の関係改善には双方の政府と国民の理性的な思考が必要なことは確かだ。(翻訳・編集/本郷)

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