Record China 2019年8月13日(火) 5時20分
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中国メディアのTechWebは6日付で、陝西省西安市が進めている電動タクシーの大量導入はタクシー運転手の実質的収入増をもたらすことが期待できると論ずる文章を掲載した。
2019年8月6日、中国メディアのTechWebは陝西省西安市が進めている電動タクシーの大量導入はタクシー運転手の実質的収入増をもたらすことが期待できると論ずる文章を掲載した。西安市は年内にガソリンやガスを燃料とするタクシーを全廃する予定という。
西安市では7月31日、市内にある比亜迪第2工場で、電動タクシー200台の引き渡し式が行われた。同市が進める電動タクシーへの切り替えは注目されており、中国ではさまざまなメディアが報道を続けている。
同市は、市内を営業するタクシーとして年末までに電動自動車6000台を導入し、残りはメタノール燃料車にする方針だ。従来タイプのガソリンやガスを燃料とするタクシーは全廃する予定という。
TechWebによると、電動タクシーは新開発の電池を用いることなどで、航続距離は日常的な営業活動には十分な405キロメートルに達した。また、電池残量が30%から50%になった場合の充電時間は35分間程度で、市内各地区に充電ステーションが設けられるので、運転手にとっても便利だ。
電動タクシーの利用料金は従来型車両と同じに据え置かれることになっている。乗客にとっては料金が同じで、しかも電動タクシーの方が乗り心地がよいという。
中国ではタクシー運転手とタクシー会社の契約が統一されているわけではないが、燃料代や車両修理費などは運転手側の負担となることが珍しくない。基本的に、会社は営業用に使える状態で自動車を提供し、運転手は営業活動に必要な経費は自ら負担する。運転手は会社側に一定の「車両使用代」を支払う。つまり、運転手はタクシーの営業活動を「請け負う」方式だ。
TechWebは、電動タクシーを使う運転手の場合、電気代は明らかにその他の燃料代よりも低価格なので、運転手にとってはコスト減になり、実質的に収入を増やすことが可能になると論じた。(翻訳・編集/如月隼人)
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