2019年8月12日、香港を一つの国のように扱っていたとして謝罪した米ファッションブランドのカルバンクラインだが、アンバサダーを務める男性歌手のレイ（張芸興/チャン・イーシン）が声明文を発表し、提携関係にある全てのブランドを対象に、領土問題の認識についてチェックを行うことを明らかにした。

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中国ではここ数日、香港や台湾を一つの国のように扱ったとして、伊ブランドのヴェルサーチ（VERSACE）をはじめ、複数の高級ファッションブランドが謝罪に追い込まれている。カルバンクラインもその一つで、「米国の公式サイトで香港を国表記していた」との中国ネットからの批判に対して12日午後、中国版ツイッターを通じて謝罪文を公表。「カルバンクラインは中国の領土と国家主権を尊重・支持する」と表明している。

韓国の人気グループEXOの中国人メンバーで、ソロ歌手としても活動するレイは先月末、カルバンクラインのアンバサダーに就任したばかり。12日夜、個人事務所名義で声明文を発表し、「祖国を分裂させる、あらゆる言論や行動に反対する」と近日の騒動について言及。さらに、提携関係にある全てのブランドについて、中国の領土問題への認識についてチェックし、誤りがあれば契約を解除すると表明している。

今回の問題では今月11日、中国の人気女優ヤン・ミー（楊冪）が中国版ツイッターを通じ、ヴェルサーチとのアンバサダー契約の打ち切りを申し入れたことを明らかにしていた。（Mathilda）