Record China 2019年8月14日(水) 0時10分
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13日、韓国・国民日報によると、連日厳しい暑さが続いている韓国でKTXのエアコンが故障するアクシデントが相次ぎ、事故を懸念する声が上がっている。写真はKTX。
2019年8月13日、韓国・国民日報によると、連日厳しい暑さが続いている韓国でKTX(韓国高速鉄道)のエアコンが故障するアクシデントが相次ぎ、事故を懸念する声が上がっている。
記事によると、3日午後7時20分に浦項駅を出発しソウル駅に向かっていたKTXの運転士が途中の停車駅の大田駅で救急隊員により病院に搬送された。当時、同KTXの運転室はエアコンの故障により室内の温度が40度近くまで上がり、運転士は出発から約1時間後に顔や手足に麻痺を起こしたという。運転士はすぐにその事実を大田総合管制運営室に知らせ、(KTXを運営する)韓国鉄道公社(KORAIL)は列車のチーム長を運転室に移動させ、運転士と共に列車を徐行させる措置を取った。大田駅からソウル駅までは別の運転士を投入して運行したという。
同KTXには乗客約300人が乗っており、一歩間違えれば大事故につながりかねない危険な状況だった。同KTXは2日前にも運転室のエアコンの異常が報告されていたが、「予備の列車がない」との理由で整備されないまま運行されていた。KTXは時速300キロメートルで走るため、窓を開けることも難しかったという。
今月9日には別のKTXの客車5両のエアコンが故障し、乗客が1時間40分にわたって「蒸し風呂状態」の客室で過ごすアクシデントが発生していた。
これに韓国のネットユーザーからは「信じられない。もし運転士が気絶していたら大変な被害が出ていた。最後まで耐えて運転した運転士は英雄だ」「KTXがわざと事故を起こそうとしたとしか思えない。故障を知りつつ運行するなんて」「大勢の人の命を預かる運転士がそんな待遇を受けているなんてあり得ない」「もしもの時に備えて運転士を2人乗せておくのが普通では?」「責任者を厳しく処罰するべき。このままでは安心してKTXに乗れない」など、KORAILの対応に批判的な声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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