2013年6月26日午前8時すぎ（日本時間同9時すぎ）、中国の有人宇宙船「神舟10号」は内モンゴル自治区に無事着陸した。3人の飛行士の健康状態は良好だという。新華社通信が伝えた。

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神舟10号は今月11日に打ち上げられ、実験用宇宙ステーション「天宮1号」とドッキング後、実験や宇宙授業を実施。宇宙授業では、青少年に向け無重力環境における基礎物理実験を行った。授業の中継は、全国約8万校の中高の約6000万人の教師・生徒が見守った。このほか、15日間の滞在で、医学実験や技術的な試験なども行われた。

今回の飛行により、中国で最も長い時間宇宙空間に滞在した飛行士となった聶海勝（ニエ・ハイション）氏は「家に帰る気分は本当に良い」と話し、宇宙に旅立つまで15年も待ち続けた張暁光（ジャン・シャオグアン）氏は「宇宙の夢に終わりはない。我々はさらなる進歩を目指している」と語った。

そして宇宙で授業を行った若き女性飛行士の王亜平（ワン・ヤーピン）氏は「今回の飛行で私は幼いころの夢を2つかなえた。1つは空を飛ぶ夢、もう1つは教師になる夢。夢があれば必ずかなう」とメッセージを送った。（翻訳・編集/内山）