2013年6月27日、中国の女優チャン・ツィイー（章子怡）と俳優リウ・イエ（劉［火華］）が、フランス文化省から芸術文化勲章を授与されたことを受けて、北京市でセレモニーに臨んだ。新浪網が伝えた。

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1957年に設立された芸術文化勲章は、芸術・文学の領域において、フランスおよび世界に対して優れた功績を見せた人物に贈られるもの。このほど、中国の国際派女優チャン・ツィイーと映画「山の郵便配達」「PROMISE 無極」などで知られる演技派俳優リウ・イエに、第3等級に該当する「シュヴァリエ」が授与されることになり、27日に北京市内でセレモニーが行われた。

中華圏映画界における芸術文化勲章の歴代受賞者を見ると、香港のウォン・カーウァイ（王家衛）監督やジャッキー・チェン、台湾のホウ・シャオシェン（侯孝賢）監督やアン・リー（李安）監督、中国のチアン・ウェン（姜文）監督やチャン・イーモウ（張芸謀）監督ら、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。数少ない女性受賞者の中で、ツィイーは2010年の女優コン・リー（鞏俐）に続く快挙となった。

ツィイーとリウ・イエは、映画の名門大学・中央戯劇学院の同級生だった。その2人が同時受賞ということで、話題に華を添えている。19歳でチャン・イーモウ監督に見出され、「初恋のきた道」でデビューしたシンデレラガールのツィイーは「自分は運が良かっただけで、映画界に大きな貢献をしたとは思っていない」と語っている。また、「女優業においては、数多くの恩人に巡り合ってきた。そういった方々のサポートによる受賞だと感謝したい」と話していた。

リウ・イエの妻は、かつて在中国フランス領事館に勤務していたフランス人女性。もともとフランスとは深い縁があり、今回の受賞でさらに縁をつないだと語っている。（翻訳・編集/Mathilda）