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「エウケソンの帰化に日本メディア注目」と中国報道=ネットでは「中盤にヒデのような選手を」との声も

Record China    2019年8月20日(火) 15時40分

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19日、中国のスポーツメディアの新浪体育は、サッカーの中国スーパーリーグの広州恒大に所属するブラジル出身FWエウケソンが中国に帰化し、中国代表に初招集されたことについて、日本メディアが「W杯最終予選で日本の脅威に!?」などと注目していると報じた。

2019年8月19日、中国のスポーツメディアの新浪体育は、サッカーの中国スーパーリーグ(CSL)の広州恒大に所属するブラジル出身FWエウケソンが中国に帰化し、中国代表に初招集されたことについて、日本メディアが「W杯最終予選で日本の脅威に!?」などと注目していると報じた。

記事はまず、日本のサッカー専門のネットメディア、フットボールチャンネルがこのほど、エウケソンについて、「カタールワールドカップアジア予選に向けて中国代表に初招集された。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えている」と報じたことを紹介した。

フットボールチャンネルは、現在30歳のエウケソンについて、「2013年に広州恒大に加入すると、CSLで2年連続の得点王に輝き、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2013年と15年の優勝に大きく貢献。2016年に移籍した上海上港で3年半を過ごしたあと、今夏から広州恒大に復帰している」と紹介。

その上で、「そのアジア屈指の強力FWが、中国代表としてプレーする見通しとなった。ブラジル代表に一度招集された経験はあるが、試合に出場していないエウケソンは、13年から中国でプレーしていることで代表入りの資格を得たとのことだ」とした。

さらに、「中国にルーツを持たない選手の中国代表入りは史上初になる」とし、「今年5月には元U-19イングランド代表のMFニコ・イェナリス(帰化中国名「李可」)が帰化選手として初のデビューを飾ったが、同選手は母親が中国系である」と紹介した。

現在の中国代表については、「ファビオ・カンナバロ前監督がわずか2試合で退任し、マルチェロ・リッピ監督が復帰。9月10日に行われるモルディブ戦でワールドカップアジア2次予選をスタートさせる。最終予選で日本代表と対戦することになれば、ACLでJリーグクラブもたびたび苦しめられたエウケソンは大きな脅威となるかもしれない」と伝えた。

新浪体育は、こうしたフットボールチャンネルの記事を紹介した上で、同記事が掲載されたYahoo!ニュースのコメント欄には、日本のサッカーファンから、次のような声が寄せられていると紹介した。

「サンフレサポです。広州恒大とACL予選で戦いましたが正直怖いのはブラジル選手のみでした。エウケソンは要注意になりますが他の中国人選手はそれほどでもありませんでした。しかし負けていて残り時間が少なくなると相変わらずカンフーサッカーをしてくるので怪我に要注意です」

「今でこそ現役の代表には居なくなったけど日本も通ってきた道。ラモス瑠偉や呂比須や三都主、闘莉王などは当時の代表やその後の日本サッカーに多大な貢献をしてくれたと思う。中国でも帰化を受け入れる体制と本人達の強い意志があるのならきっと良い影響をもたらしてくれるはず」

「サッカーは11人でやるもんだからね。守備も大事だし、エウケソンに繋ぐまでの中盤の構成も中国はまだまだ。それでもエウケソンの加入は、中国代表の強化であることは確か。ブラジル国籍は離脱できないから、引退すれば母国で暮らせる」

「複数の帰化選手でチーム力は一気に上がるかもしれないね。ラモス、呂比須、三都主のように大きな存在になりうるな。中国代表をあまり見下していると、特大のショックを受けるかもね。アジア杯でカタールに敗れた時のように。もちろん、監督やコーチ、選手は中国代表を見下すようなことはないだろうが」

「エウケソンは、最近は昔と比べたら、そこまで脅威を感じる選手じゃなくなってきてると思うし、最近は調子を上げてきているけど、某jクラブみたいに世界的な選手を連れてきても、残留争いをしてる例もあるから、ちょっと有能なブラジル人が一人加わっただけで、強くなることはないと思う」

「1人2人うまい選手が入っても必ずしも強くなるわけではないよね。むしろめちゃくちゃうまい訳ではないけどしっかり連携が取れた方がうまく行く場合の方が多いからサッカーって難しい」

「日本もブラジル選手を帰化させて代表強化してきたし、面白くなりそうで良いんじゃないか?。日本代表でも久々に帰化選手を見たいぞ。本人もその意志があって可能性がありそうなのはG大阪のパトリックかな」

「トップにはルカク、エムボマ、ドログバのような体格のアフリカ系を1人、中盤以下にフェライニのような体格のヨーロッパ系を1、2人入れればアジアでは無敵。ワールドカップで勝つのは難しいかもしれないが」

「逆に楽しみやな。エウケソンが吉田や冨安とマッチ・アップするのは興味深いな」

「もう少し早く帰化出来てたら脅威なったかも。ピークは過ぎてるだろうし、他の帰化選手もこれからまた増えて行くんだろうね。でも今のままではカタールW杯は厳しいと思うよ。またW杯のスポンサー活動頑張ってね」

「お!いいですねー。可能ならばどんどん帰化でチーム力を上げていってもらいたいと思う。おそらく生粋の中国人だけでは強くはなれないでしょうから。国際サッカー連盟(FIFA)のタニマチである中国がW杯にすんなりと出れるようなチームになれば『やっぱり32カ国でやりましょう』という議論もまたなされるかも知れない。48カ国は多すぎる。W杯の出場枠問題は中国の出来にかかってる」

「カタールはほとんどが帰化選手。世界のほとんどが自国だけのチームは少ないと思う。その中国に勝てないならワールドカップベスト8は無理でしょうね」

「中国にエウケソンがいようが、日本は負けてはいけない。w杯ベスト8に向けても」

「チームとして戦うのが基本ではありながらも、一人の存在で怖くもなるのが、サッカーの醍醐味のひとつ。われわれ日本も、ブラジルからの帰化選手たちに助けられて来た。中国にとっても非常に大きな戦力アップ」

こうした日本のサッカーファンの反応について、新浪体育の記事のコメント欄には、中国のサッカーファンから、「日本自身がかつて通ってきた道だから、日本のサッカーファンの反応もおおむね平静だな」「日本はこのプロセスを終えて、若い世代はコパ・アメリカ(南米選手権)で勝ち負けできるまでになった」「中田英寿のような選手を帰化させることができれば、(中国代表の)中盤も安定するのだが」などの声が上がっていた。(翻訳・編集/柳川)

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