「親日が愛国」発言で物議、韓国の文化体育観光部局長「懲戒処分なら訴訟する」

Record China    2019年8月22日(木) 19時10分

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22日、韓国・ソウル新聞によると、光復節を前に「親日が愛国」などと書き込み物議を醸した文化体育観光部局長が「懲戒処分を受けたら訴訟を提起する」との考えを示した。

2019年8月22日、韓国・ソウル新聞によると、光復節(日本からの解放記念日)を前に「親日が愛国」などと書き込み物議を醸した文化体育観光部局長が「懲戒処分を受けたら訴訟を提起する」との考えを示した。

記事によると、韓国・文化体育観光部のハン局長は光復節の前日の14日、自身のフェイスブックに「今は親日をすることが愛国心だ」と書き込んだ。これを受け同部は人事革新処に、同局長に対する重い懲戒処分を要求したという。

ハン局長はその他にも「旭日旗は第二次世界大戦のはるか昔の19世紀後半にも使用されていた旗であり、世界各国と国際機関はその使用を問題視していない。韓国だけがそれを戦犯と侮辱するのはあり得ないことだ」「(日本企業に韓国人元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁の裁判官に向けて)愛国愛族したと考えてぐっすり眠っているのか」などと書き込んだこともあるという。

これに対し、ある高級公務員は「韓国は良心と思想の自由がある国だが、考えることとそれを表に出すのでは次元が違う。SNSで自身の考えを述べたいなら公務員を辞めるべきだ」と批判したという。

一方、ハン局長はソウル新聞の取材に対し「親日が愛国との発言は、日韓関係が悪化すれば韓国経済、特に庶民の暮らしが絶対的に貧しくなり、国が危険な状態になるという意味」とし、「我々は日本から被害を受けていることがあるのか」と反論した。また、文化体育観光部の懲戒処分要請により10月の人事委員会で罷免や解任処分を受ける可能性があることについては「結果が出たら訴訟を提起する」との考えを示したという。

これに韓国のネットユーザーからは「呆れて何も言えない」「こんな人が公職に就いていいはずない。自ら辞めるべきだ」「公務員にも表現の自由はあるが、国の税金で生活している人として、国の品位を下げる言動をしたらそれに対する責任を負うべき」「日本でお給料をもらって生活した方がよさそう」「韓国の公務員としてちゃんと歴史の勉強をしてほしい」など驚きや批判の声が続々と上がっている。

一方で「間違ってはいない。今の状況なら親北の方が問題」「何も問題ない。公務員も堂々と自分の意見を言っていい」などと擁護する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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