韓国海軍主力ヘリの対艦誘導弾、半分が「無用の長物」と判明=韓国ネット「ある意味すごい」

Record China    2019年10月15日(火) 6時0分

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9日、韓国・YTNは、韓国海軍の主力ヘリの主要兵器である対艦誘導弾について「半数が無用の長物だった」と報じた。写真は南北境界の板門店。

2019年10月9日、韓国・YTNは、韓国海軍の主力ヘリの主要兵器である対艦誘導弾について「半数が無用の長物だった」と報じた。

記事によると、韓国軍の主力ヘリ「リンクス(※英国製)」の主要任務は、敵の艦艇と潜水艦の位置を素早く把握し攻撃すること。主要兵器は対艦誘導弾と対潜魚雷で、海軍はこのうち艦艇攻撃用誘導弾を計88発保有しているという。

しかし韓国国防部が今年3月から2カ月にわたり監査を行った結果、半分の44発が「使用不可能」状態だったという。2016年から欠陥が見つかり始め、昨年には37発が故障したという。故障原因はすべて「推進モーターの不良」で、海軍では2016年の故障時から「交換・修理不可能」との判断が下されていた。英国で製造されたこの誘導弾は2000年代初頭に生産が中止されており、会社まで廃業状態のため整備が不可能なのだという。

誘導弾1発の価格は5億1000万ウォン(約4570万円)から9億2000万ウォン(約8240万円)に達するため「数百億ウォンもの国民の税金を無駄遣いすることになった」と記事は指摘している。さらに「海軍は半年以上も何の対策もせず隠ぺいしてきた」とし、「海軍の戦力に穴が開いた」と批判している。

これについて海軍側は「誘導弾の寿命が尽きたものと思われる」とし、「2017年に新兵器んの購入要請を合同参謀本部にした」と釈明したという。

これに韓国のネット上では「あり得ない。何百億ウォンは誰の懐に入ったのかな?」「不正をした関係者を罷免して。国防改革を早く成立させないと国がまともにならない」「休戦中の国で軍需品の管理ができてないなんてある意味すごい」と批判が相次いでいる。

一方で「故障の報道までは国民の知る権利と言えるけど、海軍が保有してる誘導弾の数や故障の実態まで報道するのは軍事機密の漏洩」「国会議員が(国の機密を)全部漏らしてる」と「機密漏洩の危険性」を指摘するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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