Record China 2019年8月26日(月) 14時20分
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23日、韓国メディア・韓国経済は「大阪行きの飛行機で気道が詰まった日本女児を助けた大韓航空の乗務員たち」との見出しで、機内で呼吸困難に陥った日本国籍の女児を救ったエピソードを紹介した。写真は大韓航空機。
2019年8月23日、韓国メディア・韓国経済は「大阪行きの飛行機で気道が詰まった日本女児を助けた大韓航空の乗務員たち」との見出しで、機内で呼吸困難に陥った日本国籍の女児を救ったエピソードを紹介した。
大韓航空によると、18日午後に韓国・金浦発大阪行きの大韓航空KE739便ボーイング777-200航空機の機内で、乗客の日本人女児Aさん(12)が突然呼吸困難となった。母親の救助要請を受け駆けつけた乗務員が確認したところ、Aさんは顔面蒼白(そうはく)で意識がもうろうとした状態だった。すぐさま外因性異物によって窒息しかけた患者への応急処置「ハイムリッヒ法」を行ったが、5分が過ぎてもAさんの呼吸は戻らなかった。乗務員らは機内放送も流していたが、同便に医師は搭乗していなかったという。
その後も乗務員らはAさんの体を起こして応急処置を続けた。30回以上も強く圧迫して応急処置を続けた乗務員の腕にはあざができていたという。その努力が実り、「ハイムリッヒ法」をやめて再び心肺蘇生術を試みようとした瞬間、Aさんの胸部側から空気が肺に入る音がし、呼吸が戻り始めた。徐々に回復したAさんは着陸時には自ら歩けるほどに。その後、大韓航空側の案内により病院の救急室へ行ったという。
なお、気道を塞いでた異物は「抜けた奥歯の乳歯」だったことが明らかになった。
大韓航空関係者は「普段から教育で体得した内容を基に状態を素早く把握し適切な応急処置ができた」と話している。
これを受け、韓国のネット上では「国益を超えて、人の命を尊重する姿を見て感動した」「あざができるまでハイムリッヒ法を続けたとは…。すごい」「緊急事態の前で今の日韓関係は関係ない。乗務員のとっさの判断に拍手を送りたい」「よくやってくれた。政治が憎いだけで、国民は助けてあげなきゃ」など乗務員の尽力を称えるコメントが多数を占めており、一部からは「でもこういうニュースは日本では報道されないんだろうなぁ」「こういう記事こそ日本語版で報道して」と願う声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
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