Record China 2019年8月27日(火) 11時50分
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25日、韓国・JTBCによると、授業中に不適切な発言をしたとして大学を解雇された教授が「解雇は不当だ」として起こした裁判で、裁判所は「解雇は正当」とする判決を下した。写真は韓国で行われた慰安婦問題解決を訴えるデモ。
2019年8月25日、韓国・JTBCによると、授業中に不適切な発言をしたとして大学を解雇された教授が「解雇は不当だ」として起こした裁判で、裁判所は「解雇は正当」とする判決を下した。
記事によると、問題の発言があったのは2017年4月。忠清南道(チュンチョンナムド)にある順天(スンチョン)大学で授業をしていた同教授は、元慰安婦について「多くは(事実を)知りながらも行った」「日本に連れて行かれた女性たちもその気があったからついて行った」などと主張した。また、別の授業でも学生らに対し「雑巾」「低能児」などの暴言も吐いていたという。これが問題となり、同教授は同年10月に大学側から解雇された。
その後、同教授は「解雇は不当だ」として訴訟を起こし、「元慰安婦はだまされたり、誘惑されたりして動員されたケースが多かったということを強調するための言葉だった」と主張したが、裁判所は全体的な発言から「元慰安婦をけなして不適切な歴史観を表したもの」と判断。発言の反復や故意性が明白なことから「解雇は適切」としたという。
なお、同教授は以前にも市民団体から名誉毀損の疑いで告発されており、今年2月に最高裁判所で懲役6カ月の実刑が言い渡されていたという。
これを受け、韓国のネット上では「元慰安婦に暴言を吐く教授を処罰してほしい」「韓国は大学が多過ぎるせいで教授らしくない人も多い」「学生は高い授業料を払ってるというのに、おかしい考えを持った人が教授をしている!」「解雇では済まない」など憤慨するコメントが上位を占めている。その矛先は「韓国の有名大学はこういう教授を追放するためのろうそくデモをすべき」「これよりひどいのはソウル大。李栄薫(イ・ヨンフン、『反日種族主義』の著者でソウル大名誉教授)のような人がソウル大の顔だなんて!」など他の大学にも向けられている。
このほか、大学や裁判所の判断に対しては「法はまだ生きてたんだね」「順天大学かっこいい!事件が発覚してすぐに解雇とは…」など称賛の声が上がっている。(翻訳・編集/松村)
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