日中関係の改善、鳩山元首相のような「長期ビジョン」持った政治家が増えることが鍵に―中国メディア

Record China    2013年7月8日(月) 12時30分

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6日、中国ヤフーニュースは「日中関係の雪解け、日本に鳩山氏のような長期的ビジョンを持った政治家が増えることが必要」と題した記事を掲載した。写真は13年1月、南京大虐殺記念館を訪れた鳩山元首相。

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2013年7月6日、中国ヤフーニュースは「日中関係の雪解け、日本に鳩山氏のような長期的ビジョンを持った政治家が増えることが必要」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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日本の鳩山由紀夫元首相は2010年6月に内閣総理大臣を辞職したが、同氏の訪中経験は豊富だ。注目すべきは、今年1月に鳩山氏が個人的立場で江蘇省南京市の南京大虐殺記念館を訪れ、「当時の日本兵が犯した罪をわびるとともに、こうした歴史の悲劇を再び繰り返してはならない」と発言した点だ。鳩山氏は尖閣問題についても領土問題は存在すると語っている。

鳩山氏は在任中にも「日本は侵略の歴史を深く反省し、勇気をもって歴史を直視しなければならない」と発言している。日本が侵略の歴史を謝罪しない限り、日本との信頼関係は築けない。鳩山氏が首相の立場で正式に謝罪する機会を逸したため、日中両国は関係改善の絶好のチャンスを失ってしまった。

現在、日本の安倍政権の対中姿勢は鳩山氏とは大きく異なり、右傾化の一途をたどっている。安倍首相は侵略の歴史を美化するだけでなく、尖閣問題では領土問題の存在を否定し、各国と手を結び中国包囲網を築こうと画策。さらに、日米安保条約を強化し、積極的に軍備を拡張すると同時に軍事演習を繰り返すことで東シナ海の情勢をかく乱している。

中国が憂慮すべきは、安倍氏のような右翼政治家が今の日本に多いことだ。石原慎太郎氏や橋下徹氏のような政治家が中国に対して挑発的言動を重ねている。そんな彼らは「政権を握るためならば日本の国益を犠牲にしてもかまわない」という横暴な独裁者に過ぎない。

残念なことに、今の日本の政界には鳩山氏のように理性的に実務をこなし、戦略的ビジョンを持った政治家が少ない。これは中国にとって不幸なことであり、日本にとっては大きな不幸だ。(翻訳・編集/本郷)

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