「キテレツすぎる」抗日ドラマが自己申請、放送直前に撮り直しを発表―中国

Record China    2013年7月8日(月) 8時0分

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6日、“キテレツ”ぶりが指摘されていた抗日ドラマ「雅典[女那]女神」が、問題部分を撮り直して差し替えるため、急きょ放送延期を発表した。写真は今年4月、ドラマ「雅典[女那]女神」の制作発表。

2013年7月6日、“キテレツ”ぶりが指摘されていた抗日ドラマ「雅典[女那]女神」が、問題部分を撮り直して差し替えるため、急きょ放送延期を発表した。捜狐網が伝えた。

中国で量産されてきた抗日ドラマについて、最近では放送規制などの変化が見られている。中国国内のメディアを管轄する国家広播電影電視総局(広電総局)では、内容が“キテレツ”すぎるとの世間の批判を受け、このほど規制の乗り出したばかり。ドラマの内容だけでなく、放送時間帯にも関与し、検閲・批准を厳格化している。

今月から放送予定だった抗日ドラマ「雅典[女那]女神」がこのほど、放送直前にして急きょ延期すると発表。同ドラマでは、生きた人間を素手で裂き殺したり、1日になぜか8回死んでは生き返るといった“キテレツ”すぎる内容が含まれていた。制作側によると問題のあるシーンを削除し、今後2カ月かけて撮り直し、差し替え作業を行う。この発表は自ら、“キテレツ”ドラマぶりを自己申請したことになる。

制作側では、「より真実に近い歴史を伝えるため」に、編集作業に乗り出したと説明している。また、広電総局の規制を支持するとし、「撮影時にチェック作業を怠った部分がある」とコメントしている。

昨年、中国の衛星テレビ各局が放送したドラマは約200本。うち、抗日ドラマは70本あまりで3分の1を数える。近年、量産傾向にある抗日ドラマだが、その内容については品質の低下を指摘する声が高まっている。(翻訳・編集/Mathilda)

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