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8日、中国・山東省青島市では、海流や南風などの影響で、6月末から7月初めにかけ緑藻が大量に押し寄せた。
2013年7月8日、中国・山東省青島市では、海流や南風などの影響で、6月末から7月初めにかけ緑藻が大量に押し寄せた。新京報が伝えた。
同市の一部の海水浴場は一面緑藻に覆われ、まるで草原の様な風景を作り出していた。同市政府は海上で網を張り緑藻の侵入を防いだり、緑藻の回収作業を展開したりと対策を打ち出した。作業が滞っている場所では緑藻が腐乱し異臭を放っていたという。
同市の海水浴場の責任者は、「2008年以来海水浴場は連年緑藻の被害を受けているが、今年が一番ひどい。緑藻が海水浴場に大量に侵入したことにより海水浴ができず、現地の観光にも悪影響を与えている」と話した。
同市政府の統計によると、今月4日時点で黄海海域の緑藻は400平方キロメートルに達し、青島市海域では295平方キロメートルにわたり緑藻が覆っていた。4日までに同市は陸区域で5万1072トンの緑藻を回収。その甲斐あって、翌5日には同市近海海域の大分部で緑藻の「草原」が消えた。
ところが、同市政府は今後も緑藻が増加し、再び緑藻の「草原」が出現する可能性が高いと発表している。緑藻の発生に原因について、海水の富栄養化が原因だと指摘する声が聞かれるが、具体的な原因については依然研究段階だという。(翻訳・編集/内山)
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