中国では「音声コンテンツ」が繁栄―米メディア

Record China    2019年9月2日(月) 6時20分

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30日、中国紙・環球時報は、米WebメディアのTechNodeが28日付の記事で、中国では近年、オンラインでの音声コンテンツが人気となっていると伝えたことを紹介した。資料写真。

2019年8月30日、中国紙・環球時報は、米WebメディアのTechNodeが28日付の記事で、中国では近年、オンラインでの音声コンテンツが人気となっていると伝えたことを紹介した。

それによると、記事はまず、中国では近年、オンラインでの音声コンテンツが人気となっており、iiMedia Researchが3月に発表した報告によると、昨年の中国のオンラインでの音声コンテンツユーザーは20%以上増加し、4億2500万人に達したと伝えた。

そして、北京のある大学生が「毎日寝る前に音声コンテンツを聞くようになって5年になる。音声コンテンツを聞いていると何かを学ぶことができ、焦りを感じることはなく、本を読むのと同じような感覚だ」と話していることを紹介した。

記事は、「ますます多くの若者が毎日音声コンテンツの内容を聞くようになっている」とし、「この種のメディアは、ユーザーが何かをしながら聞くことができるため、より柔軟性があり効果的だ」と分析した。

さらに、「コンテンツ制作者の多くも、この業界に大きなチャンスがあることを目にしている」と紹介。「音声コンテンツは、比較的安価で直接的な販売ルートとなり、潜在的に多くのリスナーを有しているため、音声コンテンツに転向する人も少なくない」と伝えた。

また、「AirPodsイヤホンやスマートスピーカーなどの設備とインターネット技術の急速な発展も、音声コンテンツの発展を後押ししている」と分析。中国では、オンライン音声コンテンツ市場の競争がかなり激しくなっており、「西洋諸国の多くがポッドキャストは無料であるのに対し、中国の音声コンテンツでは若い世代を中心に、徐々に有料コンテンツが受け入れられるようになっている」と伝えた。

その上で、「ますます多くの人が音声コンテンツを聞くようになっており、音声コンテンツ産業は繁栄の様子を見せている」と分析。「だがリスナーのコンテンツに対する質の要求も高くなっており、この先数年でこの市場ではコンテンツ制作者間および企業間の激しい競争になるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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