2013年7月9日、川勝平太・静岡県知事は日本記者クラブで記者会見し、「静岡県と中国・浙江省は地方政府間交流のモデルとされており、習近平氏（元浙江省長）から『中国友好交流提携賞』を授与された」と指摘、今年秋には浙江省の大規模代表団が静岡県を訪問し、ピンポン外交（卓球大会）を展開することを明らかにした。同知事の発言要旨は次の通り。

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静岡県と浙江省は1982年以来姉妹県省関係を結んでおり、30周年に当たる昨年、大々的な記念交流を行った。浙江省からかつてない600人近くが静岡県を訪問、尖閣諸島問題で日中間が緊迫化した昨年秋にも静岡県の代表団が浙江省を訪れ大きな歓待を受けた。

19世紀、20世紀の外交は国家間によるものだったが、20世紀の最後の4半期世紀以降、各都市が姉妹都市関係を結び、凄い数に上る。各自治体間の国際組織まであり、これを私は「地域外交」ととらえて、浙江省との間で実践している。静岡県と浙江省は地方政府間関係のモデルとされ、習近平国家主席（元浙江省長）から「中国友好交流提携賞」を授与された。

今年秋には「ピンポン外交」を展開する計画で、静岡県袋井市にある数十台規模の卓球台がある体育施設を使って浙江省の代表団と大規模な卓球大会を行うことになっている。私は昨年末訪中した際、浙江省長と「（トップ同士も）互いに一戦交えること」を約束した。

富士山静岡空港の直下に東海道新幹線トンネルがあり、リニア新幹線開通後にここに新たに駅をつくり、日本全国に直結させることで、JRと計画中である。（取材・編集/HY）