2013年7月9日、香港を代表する映画監督で、近年のヒット作では「レッドクリフ」で知られるジョン・ウー（呉宇森）の最新作「THE CROSSING（太平輪）」に、長澤まさみが出演することが明らかになった。台湾・中央通訊社の報道。

“中国のタイタニック事件”と呼ばれる「太平輪事件」を描くこの作品。1949年に大型客船・太平輪が沈没した史実を軸に物語が展開する。同作には台湾から金城武、中国からチャン・ツィイー（章子怡）、ホァン・シャオミン（黄暁明）、トン・ダーウェイ（[イ冬]大為）、韓国からソン・ヘギョが出演することがわかっていたが、新たに日本からも長澤まさみが参加することになった。

中国語圏でも2004年の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で広く知られている長澤。彼女の出演によって、中央通訊社は「これ以上ないほどの豪華キャスト陣」と伝えている。このキャスティングについてウー監督は、「6人全員が、わたしのお気に入りの役者です。ほとんどのメンバーは初めて一緒に仕事をすることになりますが、そのキャラクターやイメージまで含め、作中のそれぞれの役柄に最適な人選だと考えています」と話している。

6人は3組のカップルを演じることになるようだ。戦争や事件に巻き込まれる中で、最終的にはそれぞれの幸せのかたちを見つけていくというストーリー構成になる。(翻訳・編集/愛玉)