ラマダンに突入の新疆ウイグル、当局は警戒を強化=対象者を監視する方案も―中国

Record China    2013年7月12日(金) 18時40分

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10日、BBC中国語版サイトによると、中国当局はイスラム教の断食月(ラマダン)に突入した新疆ウイグル自治区の安全面において警戒を強めている。

2013年7月10日、BBC中国語版サイトによると、中国当局はイスラム教の断食月(ラマダン)に突入した新疆ウイグル自治区の安全面において警戒を強めている。

今年の断食月は7月9日から8月7日。同期間中イスラム教徒は日の出から日没まで断食を行い、宗教的な儀式やイベントも数多く催される。一方で当局は、先月26日に同自治区のトルファン地区で起きた35人が死亡した暴動や、200人近くが死亡した2009年7月5日の暴動から4年を迎えたばかりということもあり、敏感になっている。

同自治区カシュガル(喀什)地区ヤルカンド(莎車)県の現地政府は、同県から上海市に派遣している研修員の夏季帰省時の教育管理方案を発表。それによると、関連部門は研修員の思想を把握し、追跡や管理、断食月期間中の監督を重点的に行う。さらに、研修員の携帯電話、メール、チャット、ミニブログなどに注目するよう求められている。

このほか、世界ウイグル会議の関係者によると、中国当局は今月初めに新疆ウイグル自治区全域に通知を出し、ウイグル族の人たちが星や月のロゴがある衣服を身に付けることを禁止した。すでに1万人近い人が指導を受け、小額の罰金を受けているという。(翻訳・編集/内山

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