ホテルが「中国人に注意!」の紙を宿泊客に配布、「人種差別」か?「苦肉の策」か?―ドイツ

Record China    2013年7月12日(金) 11時10分

拡大

9日、独バイエルンのホテルでは、チェックインする宿泊客に「中国人に注意!」と書かれた紙を配布。騒々しい中国人団体客への理解と寛容を求めた内容だが、人種差別との批判も。資料写真。

2013年7月9日、独誌シュピーゲルのステファン・オルト旅行担当編集者は「ホテルで目撃した『中国人に注意!』」と題した記事を掲載した。11日付で人民日報(電子版)が伝えた。

オルト氏によると、バイエルン地方にあるホテルに宿泊した際、チェックイン時にフロントで「翌朝6時半から7時半の間に、中国人の団体客がレストランで朝食をとる」と知らされた。同時に手渡された1枚の紙には、「中国人に注意!」というタイトルでいくつかの注意が書かれていた。そこには「中国人が食事の際にくちゃくちゃ音を立てたり、ゲップをしたりするのをお怒りにならないでください。これは中国の食文化なのです」「静かにお食事をなさりたいお客様は、午前8時以降にレストランへお越しくださることをお勧めします」とあった。

翌朝6時半に朝食のレストランへ行くと、マナーの悪い中国人観光客の姿があった。彼らの話す英語はひどく聞き取りづらい。しかもホテルの従業員に「お願いします」や「ありがとう」を言わない。あるレストランのスタッフはドイツ人の客に「あの人たちがいなくなると、私たちはほっとするんです」と小声で話していた。

このホテルの支配人に「中国人に注意!」を配布する理由を尋ねたところ、「こうでもしないと、後で他のお客様からクレームが来るんです」と説明した。この記事はネット上で話題になり、数百人のユーザーがコメントを投稿。「人種差別だ。同じドイツ人として恥ずかしい」という声もあったが、「中国人観光客の悪習は確かに問題だ。彼らはこれを改めるべきだ」との声も多かった。しかし、ドイツ在住の中国人からは「こんなことで大騒ぎするようなホテルには、中国人観光客が寄りつかなくなるぞ」とのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携