成人向け“母乳提供サービス”、提供者には看護師や会社員も―遼寧省瀋陽市

Record China    2013年7月12日(金) 14時20分

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11日、中国で最近になって問題視されている成人向けの“母乳提供サービス”は、半年ほど前から遼寧省瀋陽市でも見られるという。母乳提供者には看護師や会社員も含まれる。写真は実際に販売されている袋入り母乳。

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2013年7月11日、中国・広東省深セン市で最近、家事代行業者が始めた成人向けの“母乳提供サービス”に非難が殺到し、中止されたというニュースが話題になったが、遼寧省瀋陽市でも同様のビジネスが発展しつつあるという。中国・東北新聞網が伝えた。

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先日、同紙記者に情報提供者が電話で明かしたところによると、瀋陽市でこの“母乳提供サービス”が出現したのは半年あまり前とのこと。母乳提供者の収入は1日につき100〜200元(約1600〜3200円)、数人の買い手に専属で付く場合は月1万元(約1万6000円)以上の収入になるという。様々な購入者がいるものの、通常は「成人向け飲料」として販売しているようだ。

提供情報を元に、記者は母乳を販売するグループのメンバーに接触を図った。最初に会った女性は4カ月の乳児を抱いて現れ、2種類の「商品」を紹介した。1種類は搾乳2時間以内のフレッシュ母乳、もう1種類は冷凍された母乳で、どちらも200ミリリットルのビニールに袋詰めされ、1袋20元(約320円)だった。彼女自身はお金のためではなく、母乳が出過ぎるため売るようになった、と語った。1日あたり3〜5袋は売っているという。

別の女性に話を聞くと、彼女は看護師で、7カ月の子供に授乳中だが、やはり母乳が出過ぎて余ったため売り始めたという。自身の収入が足りない訳ではないが、手っ取り早い副業がこの方法だったらしい。記者が接触したその他の母乳販売者の職業は販売店員やオンラインショップのオーナーなど多岐にわたったが、その中には会社員も多かった。彼女たちが母乳を売る目的は様々だが、その行為自体については特に驚くべきことではなく、こういった方法で収入を得るのは正当なことと捉えているようだった。

この行為は法律的に問題ないのか?記者が中国法学会所属の弁護士に話を聞いたところ、母乳は「商品」にあたらないため、違法にはならないとのこと。中国医科大学の専門家は、母乳を飲んだ人が肝炎やエイズなどに感染する危険性を指摘した。もし授乳中の女性が感染症のキャリアであったり、抗生物質を乱用する習慣があったりする場合は、購入者の健康に悪影響を及ぼす可能性があると語った。(翻訳・編集/碧海)

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