Record China 2013年7月15日(月) 13時30分
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12日、中国では毎年60万人が過労死しており、すでに日本を超えて世界一の「過労死大国」になっているという。資料写真。
2013年7月12日、中国では毎年60万人が過労死しており、すでに日本を超えて世界一の「過労死大国」になっている。中国新聞週刊網が伝えた。
最近、中国で若者の過労死が相次いでいる。世間は「仕事が生活のすべてではない」とよく言うが、雇用競争や住宅ローンに家賃、生活費、父母の扶養費、子供の教育費など、生活の基盤を支えるのが仕事だ。仕事を維持することは、生きていくために必要なことであり、体調が多少悪くても仕事は休めない。上司から残業を頼まれたらイヤとは言えない状況だ。
中国誌「小康」と清華大学が共同で行った調査によると、「健康と引き換えにして、金銭や地位を得たいと思うか?」との問いに、17.2%の人が「そう思うし、これまでもそうしてきた」と答え、42.1%の人が「そうは思わないが、そうするしかない」と答えている。統計では過労死で毎年60万人が命を落としている。毎日平均1600人が亡くなっている計算になる。
中国で頻発している過労死は、最近若年化の傾向にある。中国人力資源社会保障局の関係者は「中国の労働保障の範疇に『過労死』という概念はない」と話す。中国の過労死は何の保障も得られないのが実情だ。ここ数年、過労死に関する法整備を求める声は急速に高まっているが、まず労働者自身が自分の健康を第一に考える必要がある。(翻訳・編集/本郷)
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