アップルやサムスンのケータイ、バッテリーの爆発事故が多発―中国メディア

Record China    2013年7月14日(日) 8時30分

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12日、重慶市在住の男性が使用していたiPhone4がこのほど、早朝に爆発・発火を起こし、多くのアップルファンの注目を集めた。

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2013年7月12日、重慶市在住の王凱(ワン・カイ)さんが使用していたiPhone4がこのほど、早朝に爆発・発火を起こし、多くのアップルファンの注目を集めた。iPhoneの爆発は単発的な事件ではなく、近ごろ携帯電話の爆発に関するニュースが相次いで報じられており、携帯電話の安全な使用に関心が集まっている。中国新聞社が伝えた。

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■iPhone、充電中ではないのに爆発

王さんは9日夜、携帯電話を枕元に置いて就寝した。それから約2時間後、王さんの寝室から「ボン」という音が聞こえ、iPhone4が爆発。すぐに枕元のゴザ、枕、シーツに引火し、寝室内が煙に包まれた。そのとき王さんはまだ熟睡中だった。

王さんのiPhoneは充電中でなかったにもかかわらず、爆発を起こした。これについて業界内の専門家は、「これは特別なケースだが、確かに発生しており、爆発の原因の多くはバッテリーだ」と指摘する。既存の基準によると、携帯電話のバッテリーは充電回数300回程度が寿命だ。つまり消費者の携帯電話のバッテリーは、1−2年で交換した方が良いことになる。

情報によると、携帯電話のバッテリーが正しく生産されたものであれば、爆発が生じる可能性は低い。しかし製造メーカーがコストを削減するため、バッテリー保護装置の生産で手を抜いたり、材料を減らしていた場合、爆発のリスクが生じる。通常の場合、爆発の原因はバッテリーそのものであることが多く、バッテリーを故意に爆発させようとし、火であぶるなどの極端なことをしない限り、一般的な使用が爆発の原因になることはない。

■携帯の爆発事故が多発

爆発したのはiPhoneばかりではない。海外メディアは先日、スイス人女性のサムスン製GALAXY S3が爆発したスリリングな一幕を伝えた。彼女の携帯電話はポケットの中で爆発したという。

このような不可思議な出来事に対して、多くの人は懐疑的な態度をとっている。専門家はこれについて、「このようなことは起こりうる。例えば安価なバッテリーを代用した場合、このようなリスクが生まれる」と指摘した。

サムスンは最近「厄介事」が絶えない。泉州市のユーザーは5月22日、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で「サムスン製のGalaxy Note2の充電中に突然爆発した」と投稿した。その写真を見る限り、携帯電話の爆発の威力は驚異的で、枕元やシーツなどが焦げ付いていた。

その他のスマートフォンにも問題が存在する。某メディアの5月23日の報道によると、アモイの女性のHTC製の携帯電話(ホワイト)が爆発した。

■バッテリーの高い不合格率

携帯電話の爆発事件が多発しているが、これはバッテリーの品質と密接に関連している。浙江工商局のウェブサイトは今年の世界消費者権利デーの期間中、36機種の携帯電話のサンプリング検査の結果を発表した。そのうち合格は9ロット、不合格は27ロットとなり、不合格率が75%に達した。その中には、17の有名携帯ブランドが含まれた。

バッテリー熱衝撃試験で不合格となったブランドには、サムスン、フィリップス、HTC、天語、徳賽、夏新、E派などの有名ブランドが含まれた。情報によると、バッテリー熱衝撃試験が不合格だった場合、爆発・発火もしくは液漏れの現象を起こす可能性がある。

リチウムイオンの寿命は短く、一般的には2−3年しかもたない(使用の頻度にかかわらず)。そのためすべてのリチウムイオンバッテリーは約36カ月に1回交換するべきだ。また、バッテリーの物理的損傷にも注意が必要だ。バッテリーを単独で保管する場合は絶縁処理を行い、バッテリーの金属部分をすべての金属から離し、専用のケースに保管すると良いだろう。

気温が高すぎたり低すぎたりしても、リチウムバッテリーに永久的な損傷をもたらすため、そのような環境での使用を避けるべきだ。また、バッテリーを雨や水で濡らした場合、ショートが生じるため注意が必要だ。

業界関係者は、「多くのデジタル製品の内部充電回路は、リチウムバッテリーの過度な充電を避ける保護措置を講じているが、念のためリチウムバッテリーの長時間の充電は避けるべきだ」と注意を喚起した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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