人民網日本語版 2019年9月9日(月) 9時30分
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中国の習近平国家主席は6日、北京でドイツのメルケル首相と会談した。
習主席は、「現在、私たちは新しい問題が次々に起き、リスクが日に日に増加する時代に置かれている。一国主義、保護主義が世界の平和、安定を深刻に脅かしている。どの国も、自分の国のことだけを考えて独りよがりになってはならない。中国とドイツは二つの責任ある大国として、戦略的意思の疎通、協調、協力を強化し、手を携えて、人類が直面している共通の課題に対応していかなければならない。これは、中国とドイツだけでなく、世界にとって重要なこと。双方は、互いに尊重し合い、対話、協議し、それぞれの発展の道を尊重し、それぞれの核心利益に配慮を示し、平等な対話、ウィンウィンの協力、交流・相互参考の戦略的パートナーとならなければならない」と述べた。
また、「中国とドイツの協力というパイをさらに大きくしなければならない。メルケル首相の今回の訪中により、双方は多くの貿易協力成果を挙げた。これは、中国が開放拡大を有言実行していることを意味している。中国市場は非常に大きく、発展するにつれてさらに大きくなっており、ドイツや世界各国にさらなるチャンスをもたらしている。中国とドイツの自動車産業における協力は両国の互恵ウィンウィンの良い例だ。双方は、開放的で、常に前を見る意識を保ち、自動運転、新エネ車、スマート製造、人工知能、デジタル化、5Gなどの新興分野において協力を強化し、共に、未来の市場を育成し、開拓しなければならない。中国は、金融やサービス業の開放を加速させており、ドイツの投資を歓迎している。メルケル首相はこの後、武漢も訪問される。ドイツ企業が長江経済ベルトの建設に参加することを歓迎する。人文と民意の基礎を固め、両国の国民、特にたくさんの若者が中国とドイツの関係の発展に関わるよう取り組まなければならない。そして、共に責任を担い、世界の公平、正義を守り、自由貿易、多国間主義を支持し、気候変動、対アフリカ協力などの面での協力を強化しなければならない」と強調した。
一方、メルケル首相は、「ドイツと中国は広く、深い対話、協力を展開している。中国は、ドイツにとって最大の貿易パートナーだ。両国の協力は良い方向に向かって発展している。ドイツは、中国の開放拡大政策の恩恵にあずかっていることを喜んでいる。対中国投資を引き続き拡大し、協力の分野を開拓し続け、人文交流を促進したい。一国主義や保護主義はドイツにもマイナスの影響をもたらしている。各国が、対話や協議を通して、紛争や摩擦を適切に解決しなければならない。ドイツは、多国間主義、自由貿易の精神を抱き、中国と国際事務における意思の疎通と強調を協力することを望んでいる。また、欧中関係の発展において、建設的な役割を果たすことも望んでいる」との見方を示した。(編集KN)
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