2013年7月15日、中国の歌手オーディション番組「中国好声音（ボイス・オブ・チャイナ）」の第1回放送が、バラエティ番組の初回放送の視聴率として過去最高を叩き出した。新浪網が伝えた。

浙江衛星テレビが放送する「中国好声音」は昨年に第1シーズンが放送され、全国で社会現象を巻き起こした。同番組は2010年にオランダで放送され、世界15カ国以上がフォーマットしている「ザ・ヴォイス」の中国版だ。第2シーズンを迎えた今年は、今月12日に初回を放送した。中国のメディアリサーチ会社・央視索福瑞媒介研究公司（CSM）のデータによると、視聴率3．62％で同時間帯ではダントツの1位。さらに、過去に放送されたバラエティ番組の中で、初回としては史上最高の数字を記録したことが明らかになった。

インターネット上の同時配信でも、215万人を超える人が番組を視聴。また、放送終了後48時間以内の番組動画へのアクセス数は3100万回を突破した。番組終了までに、テレビとインターネットを通じた視聴者数は30億人を超えると予想されている。

今年は湖南衛星テレビ「中国最強音」、東方衛星テレビ「中国夢之声」など、二番煎じ的なオーディション番組が続々と登場したが、本家の「中国好声音」が根強い人気を見せつけた。07年にスタートし、数々の人気タレントを生んできた男性歌手オーディション番組「快楽男声」も6シーズン目を放送中。こちらは初回視聴率が1．28％で、「中国好声音」には歯が立たない状態だ。（翻訳・編集/Mathilda）