<南シナ海問題>オバマの中国に対する警告、「フィリピンの立場を強固にした」―フィリピンメディア

Record China    2013年7月16日(火) 11時40分

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15日、新華社通信によると、フィリピンメディアは14日、「オバマがフィリピンの立場を強固にした」と題する海洋紛争に関する記事を掲載した。資料写真。

2013年7月15日、新華社通信によると、フィリピンメディアは14日、「オバマがフィリピンの立場を強固にした」と題する海洋紛争に関する記事を掲載した。以下はその内容。

米オバマ大統領は先般、中国に隣国との海洋紛争において武力や威嚇をしないよう警告した。これに対しフィリピン側は、「オバマ大統領の警告が海洋紛争におけるフィリピンの立場をより強固にした」と表明した。

フィリピン大統領府の副報道官は、「西フィリピン海(南シナ海)での紛争において、フィリピンは平和的な解決を呼びかけている。このフィリピンの声に国際社会が応えた。一部の国家や組織は我々の立場を支持している。我々は外交を通じて、同様の紛争において平和的な解決を提唱して行く。そのため、我々は多くの支持を得ている」と発言した。

さらに同副報道官は「オバマ大統領の発言が他国にどのような影響を与えるのか予測できない」として、オバマ大統領の発言がフィリピンにとって大きな「声援」であるとの見方を否定した。

2010年以来、米国は南シナ海問題において度々考えを表明している。そのたびに海洋の航行自由を保障することは国家の利益に関わると述べている。緊張が続く局面に米国は、多くの国家と軍事協力を強化している。対象となる国は同盟を結んでいる日本やフィリピンだけでなく、かつて戦争で相見えたベトナムも含まれている。

一方、中国の楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹冠にがんだれに虎)国務委員は、「中国は世界の海洋の自由航行権を提唱している。今後もこの立場を維持して行く」と表明している。(翻訳・編集/内山

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