フライメディア 2019年9月10日(火) 1時0分
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香港の街を歩けばさまざまな広告が目に入ってくる。中でも一番目に入るのは道路を走るトラムの広告ではないだろうか。
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香港の街を歩けばさまざまな広告が目に入ってくる。多くの人を魅了して止まない香港らしい道に突き出した看板やネオン、そして100万ドルの夜景を見ても、各企業の名前入りのネオン広告を目にする事ができる。
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しかし、一番目に入るのは道路を走るトラムの広告ではないかと筆者は考えている。香港島を走る2階建てトラムは、その車体の多くが企業広告によってラッピングをされている。その色鮮やかで趣向を凝らした広告は見る人を楽しませ、動く広告として大活躍をしているのである。
最近はデモ活動により、観光客が減少して経済活動に影響が出始めている香港。街を歩くとすれ違う人の数が減り、観光地だけではなくレストランやショッピングモールでも人出が少ない。そんな状況を心配しているのだが、2003年に香港を襲ったSARSを経験した友人は言う。「トラムに広告が掲載されているから、まだ大丈夫」。
街を歩けばラッピングトラムだけではなく、まだまだ企業広告が目に入って来る。SARSの時はこのトラム広告さえも消えてゆき、人々を楽しませていたカラフルなトラムが殆ど本来のトラムの色である「緑色」に戻ったのだという。
では、香港の街を走る動く広告”トラム”を幾つかご紹介してみたい。古いものから最近のものまで、さまざまである。新しい住宅の広告や車体にたくさんのキムチがプリントされているもの、アウトレットモールの広告、薬の広告など、ここ数年は、デザイン豊かでポップな広告が多く出てきており、 ひと目見て直ぐに何の広告だか分かるものから、よく見てやっと分かるようなものまでさまざま。
それでも全てのトラムの広告は、香港の街に彩りと活気を加えている。香港島を歩く際は、ぜひ注目をしていただきたい。(提供/フライメディア)
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