Record China 2019年9月14日(土) 23時32分
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9日、環球網は、「中国版『深夜食堂』は閉店していい」と題する記事を掲載した。資料写真。
環球網は9日、「中国版『深夜食堂』は閉店していい」と題する記事を掲載した。
記事はまず、「近頃の中国の映画・テレビ業界で美食をテーマにした作品は「舌尖上的中国」などのドキュメンタリーに代表される」と説明。「前回、美食がテーマの作品が集中的に登場したのは1990年代だった。中国本土市場でこうした作品の多くがコメディーのスタイルを取っている。例えば、ラブコメディー映画『恋するシェフの最強レシピ』は美食を切り口としたラブストーリーだ」と紹介した。
その上で、「美食はシンプルに見えるが、往々にしてその国の最も深い文化を託すものとなる」と指摘。「日本の『深夜食堂』と、中国でよく見られる夜の飲み屋の屋台とは大きく異なっている。中国の場合は純粋に飲み食いする場所であるのに対し、日本の『深夜食堂』は、時間をつぶすための場所という意味合いが強い」と論じた。
続けて、「日本はタクシー代が高く、最終電車は夜中の1時頃で、翌日の始発電車は4時過ぎになる。終電を逃した人は、高い金を払ってタクシーで帰宅したいとは思わず、そのため多くの人が食堂で時間をつぶし、知らない人とおしゃべりをして、始発電車で帰宅する。これが日本の『深夜食堂』が形成される要因の一つ」とした。
中国では、日本の「深夜食堂」が人気になる一方で、中国でリメイクされた「深夜食堂」は評価が低い。記事は「今年の秋に、日本ではドラマ『深夜食堂』の第5部がNetflixで配信される。そして、中国版の『深夜食堂』は、短期間のうちに再び出現することはないだろう。他人の『深夜食堂』をリメイクするより、自分たちの美食の物語を撮った方がよい」と論じた。(翻訳・編集/山中)
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