Record China 2019年9月16日(月) 15時30分
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11日、グローバル・イノベーション分野の専門家レベッカ・ファニン氏はこのほど、米誌フォーブスへの寄稿で、「中国の技術革新が初めて西洋の先を行く」と指摘している。資料写真。
2019年9月11日、中国メディアの参考消息網によると、グローバル・イノベーション分野の専門家レベッカ・ファニン氏はこのほど、米誌フォーブスへの寄稿で、「中国の技術革新が初めて西洋の先を行く」と指摘している。
参考消息網が要約して伝えたところによると、ファニン氏はまず、メディアとのインタビューで「中国は私たちの技術を盗んでいるのではないか」「(中国通信機器大手の)ファーウェイはサイバーセキュリティーの脅威ではないのか」「中国は今や敵なのか」などとよく質問されるとした上で、「中国の技術力が米国を追い抜くにつれて、こうした問題が注目を集めている。米国はこれまで、技術分野でライバルに立ち向かわざるを得ない立場になることはなかった。しかし今、米国は、未来の技術の大部分を所有するという中国の明確な意図を認識している。これは米国への目覚めの呼びかけだ」とした。
そして、「米国の反応は反撃することだ。中国が米国の技術系新興企業へ投資することを制限し、米国の企業が『安全保障上の脅威』とみなされているファーウェイに製品を販売することを制限している」とした。
ファニン氏は、「米国によるこれらの行動により、中国は自国の技術にますます依存するようになっている。中国が西洋からのコピーではなく独自の技術を発明するにつれて、知的財産保護をより意識し、尊重するようになっている」とした。
そして、「賢明なやり方は、中国に対する好悪にかかわらず、中国の急速な台頭に関する最新情報を理解しようとすることだ。ハイテクな中国は、人工知能(AI)、バイオテクノロジー、グリーンエネルギー、ロボット工学、超高速で高機能のモバイル通信など、フロンティアテクノロジーにおいて新たなものを発明している。中国は満ちあふれた自信の下でテクノロジーを活用し、交通、商業、金融、ヘルスケア、エンターテインメント、通信などの幅広い分野を再構築している」とし、「中国のハイテク大手は数年前から自国で支配的だった。多くの米国のハイテク企業が中国で失敗した要因の一つは、強力なライバルに勝つ方法を習得していないためだ」と指摘した。
一方、中国企業については、「シリコンバレーのスタイルを深く洞察した上で次のステップを取っている。彼らは自分たちのノウハウ、資本、規模を駆使して国際的に火を吐くドラゴンになることを切望している。彼らは世界の舞台に足を踏み入れており、ウォールストリート、メインストリート、キャピトルヒル、学界、メディアから認知されている」とした。
ファニン氏は、「中国はすでに、低コストな製造業者というイメージを脱ぎ捨て、新しいアイデアを生み出す技術センターとなっている。北京、上海、深セン、杭州などに集まった中国人起業家は、仕事、趣味、ライフスタイルなどの未来の独創性、スピード、商業化において、シリコンバレー、シリコンビーチ、シリコンアレーに挑戦している。中国の技術革新は初めて西洋の先を行き、速いテンポで進んでいる」と指摘。「最後に、最近の貿易紛争が中国の技術的野心を終わらせると考えるのは愚かだ。この新しい時代に、技術と貿易が絡み合い、中国は前進する」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)
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