中国でスイカ売りの男性が都市管理局員に殴られ死亡=社会不安広がる―英メディア

Record China    2013年7月20日(土) 10時50分

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18日、英BBCは中国湖南省でスイカを売っていた鄭正加さんが都市管理局員に殴られ死亡した事件をめぐって、死亡した鄭さんのめいが「叔父は秤のおもりで殴打された」と話していることを伝えた。

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2013年7月19日、環球時報によると、英BBCは18日、湖南省●州市(●は「林」の右におおざと)臨武県でウリ農家を営む鄭正加(ジョン・ジョンジア、50歳)さんがスイカを売っていたところ、都市管理局員に殴られ死亡した事件をめぐって、死亡した鄭さんのめいが「都市管理局員と口論になり、叔父は秤のおもりで殴打された」と話していることを伝えた。

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このような暴力事件は今回が初めてではなく、都市管理局員のイメージは今や地の底まで落ちている。警察の補助的な役割を果たし、都市の秩序管理や軽犯罪の処理を行う都市管理局員だが、人権団体は昨年発表した報告書で、都市管理局員の「暴力行為」は一般市民の大きな怒りを買っており、社会不安を招いていると指摘した。「暴力」「違法な拘束」「窃盗」というのが、人々の目から見た都市管理局員のイメージである。

BBCはまた、「路肩で自分たちが栽培したスイカを売っていた鄭さんと妻は、都市管理局員から販売をやめるよう注意され口論となった。鄭さんが都市管理局員に殴られ死亡したと断定するのは時期尚早だが、鄭さんが都市管理局員との口論中に死亡したことは事実である」とも伝えている。

香港紙は18日付の記事で、「スイカ売りの農民が都市管理局員に殴り殺された事件に臨武県の現地政府は憤り、18日午前、200人以上に上る機動隊を派遣し、死亡した鄭さんの遺体を奪い、さらには都市管理局員に対する厳重処分を求めるデモ参加者を解散させた。現場で取材していた弊紙の記者も機動隊の警察官に殴られてケガをした。現地政府はすでに特捜チームを設けて事件の調査を進めていると発表している」と伝えた。

近年、都市管理局員が権力をかさに着て、弱者に暴力をふるう事件が多発しており、世の中の一大関心事となっている。(翻訳・編集/XC)

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