Record China 2019年9月17日(火) 23時0分
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中秋節の連休を利用してフィリピンを訪れた中国人観光客2人が、ダイビングの体験中にある中国人ダイバーによって酸素ボンベの栓を閉められる事態が起こった。写真はフィリピンのダイビング体験。
中秋節の連休を利用してフィリピンを訪れた中国人観光客2人が、ダイビングの体験中に中国人ダイバーによって酸素ボンベの栓を閉められる事態が起こった。16日付で中国メディア・中国経済網が伝えた。
広東省からフィリピンのプエルト・ガレラ島へ旅行していた兪(ユー)さんは11日、他の観光客ら数人と船で沖合へ出て、水深15メートルほどの場所でダイビングを行っていた。すると、水中で誰かにぶつかったような感覚があり、その直後に息を吸ってもボンベから酸素が出てこなくなった。兪さんは近くにインストラクターがいるのを見つけ、ジェスチャーで酸素が吸えないことを伝えた。インストラクターは自分のレギュレーターをくわえさせるなどして、兪さんのボンベの栓を開け直した。
この事態の後、同行していた女性の証言から、兪さんは男に背後からボンベの栓を閉められていたことが分かった。男はあるダイビングのグループに参加しており、しばしばダイビング愛好家にダイビングショップを紹介していた。ダイビングショップで、兪さんはささいなことで男を怒らせ、「(酸素)ボンベに気をつけろ」などと言葉をかけられていたという。
兪さんはボンベの栓を閉められたことを友人らにのみ打ち明け、注意を促していたが、翌日には男とほとんど面識がなかった別の男性が同様の被害に遭った。男性がダイビングショップのオーナーに被害を訴えると、男は仕方ないといった様子でようやく謝罪したという。
その後、男は自身のSNSに謝罪文を掲載。友人とのやりとりでは「冗談のつもりだった。どうなるかなんて考えていなかった」などと述べていた。男は今後、ダイビングライセンスの取り消し処分などを受ける見通しだ。記事によると、中国のある弁護士は「殺人未遂罪に問われる可能性もある」と指摘している。(翻訳・編集/岩谷)
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