フライメディア 2019年9月21日(土) 10時20分
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王府井といえば、北京市屈指の繁華街で、市民のほかに国内外の観光客も多く集まり、日夜を問わずにぎやかな通りだ。この通りにある「王府井百貨大楼」の地下2階に「和平菓局」がオープンし、話題となっている。
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王府井(ワン・フー・ジン)といえば、北京市屈指の繁華街で、市民のほかに国内外の観光客も多く集まり、日夜を問わずにぎやかな通りだ。この通りにある「王府井百貨大楼(デパート)」の地下2階に「和平菓局」がオープンし、話題となっている。
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「和平菓局」には、「炸醤面(ジャージャー麺)」をはじめ北京名物を集めたフードコートのほかに、北京の特産品も販売されているが、それだけ聞くと、一般の店舗と変わらないのではないかと思うかもしれない。
この「和平菓局」が注目を集めている魅力は、その空間演出にある。周りが閉鎖的な「地下」がもつ独特の空間を利用して、少し照明を落とし、オールド北京(老北京)の雰囲気を再現。エスカレーターをおりて、ここに一歩足を踏み入れると、あたかもタイムスリップしたかのような気分になる。
単なるレトロちっくなディスプレイだけではない、当時の日常生活のワンシーンのような臨場感あふれるセットも北京市民や観光客をひきつけている。北京の当時の生活風景を楽しむ観光客や“昔なつかし”のノスタルジックな気分に浸る市民で、週末には大行列もできるほどの盛況ぶり。安全面から、入場制限がかかるほどだ。ただ、雰囲気はレトロでも、モバイル決済はOKなところが面白い。
また、ここは、オールド北京の生活を垣間みることができるだけでなく、映画のセットに迷い込んだかのように、さまざまな擬似体験ができるのも人気。列車の中に座って撮影する人など、SNS映えするスポットも多く設定され、いたるところで撮影している姿が見られる。孫をつれた老夫婦や家族連れも多く、「昔はこうだったのよ」、「懐かしい!」「ああ、これこれ」という声があちこちから聞こえてくる。
「和平菓局」が販売しているのは、単なる商品だけではなく、こうした「思い」や「記憶」につながる体験で、訪れる人も特産品を買うに来るというより、これら「オールド北京」を目当てに来店しているようにみえる。店舗情報は以下の通り。「和平菓局」北京市王府井大街255号王府井百貨大楼B2(最寄り駅は北京地下鉄1号線「王府井」駅)(提供/フライメディア)
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