「葉っぱの傘をさすカエル」の写真、実は作り物!?動物虐待の可能性も指摘、称賛から一転非難へ―中国メディア

Record China    2013年7月29日(月) 13時10分

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28日、インドネシアの写真家が撮影した「葉っぱの傘をさすカエル」の写真がネット上で話題になった。しかし、撮影の専門家によると、この写真は明らかに撮影者が故意に作り出した状況で撮影されたもので、しかも動物を虐待している可能性が高いという。

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2013年7月28日、インドネシアの写真家が撮影した「葉っぱの傘をさすカエル」の写真がインターネット上で「可愛い!」と話題になっている。しかし、撮影の専門家によると、この写真は明らかに撮影者が故意に作り出した環境で撮影されたものであり、しかも動物を虐待した状況で撮られた可能性が高いという。浙江在線が伝えた。

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問題の写真は、葉っぱを傘のように握って雨粒をしのぐカエル、葉っぱの茎にしがみついて雨宿りするカエルのの2枚。24日に英紙ザ・サン(電子版)でこの写真が紹介されると、ネット上ではたちまち、「可愛い!」「なんて利口なカエルなんだ」など称賛の声が多数寄せられ、他のサイトにも転載されて広まった。しかし、この写真が中国で広く流布すると、中国の専門家らからはこの写真に対する疑問の声が相次いだ。

珠海撮影協会理事の程斌(チョン・ビン)氏はミニブログ上で、「これはカエルを致命的なまでに痛めつけて撮ったものだ。近年、一部の写真家がこういった“偽造写真”を撮り続けている」と発言している。また、某博物誌の公式ミニブログでも、撮影された葉の種類が2枚の写真で異なっていることなどから、この写真は撮影者自身が意図的に作り出した状況下で撮影された可能性が高いこと、カエルの太腿に充血部分が見られることから、撮影者がカエルに無理やりポーズをとらせて撮影したものと推測する。

当初、ネット上ではこの愛らしいカエルの写真を称賛する書き込みが多かったが、専門家による分析が示されてからは一転、撮影者を厳しく非難する声が集中した。「動物を擬人化すること自体が間違い」「本来ならば美しいものを、残忍な手段で撮るようなことがあってはならない」などの意見がみられた。(翻訳・編集/碧海)

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