フライメディア 2019年10月6日(日) 0時20分
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中国は、何でも配達してくれる「デリバリー大国」としての知名度があがっている。
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中国は、何でも配達してくれる「デリバリー大国」としての知名度があがっている。スマホアプリから簡単にオーダー&決済でき、手軽に利用できるので、都市部を中心に、もはや現在の生活になくてはならないサービスに成長。無いと不便なフードデリバリーは、まだまだ進化しつづけている。
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例えば、アリババグループの本社がある杭州市(浙江省)の余杭区、通称アリババ区と呼ばれるエリアでは、すでにドローンデリバリーが運用されている。まだ地域は限定されているものの、駐車場にある一車輛分のスペースにドローン・ステーションが設置されていて、ドローンでステーション間を運搬する。ドローン・ステーションに到着すると、商品が自動的に下のボックスに入るようになっていて、ここからは、スタッフ或いは注文者がピックアップする、つまり“人”が動くが、将来的には、無人カーでの配達を目指す。
空を飛んで配達するドローンデリバリーの出現で、将来のデリバリースタイルの可能性がグッと広がったとすると、今回紹介するデリバリーロボットは、“人”とロボットとの見事な恊働を実現し、働き方改革?をおこしそうな存在である。
ロボットによるデリバリーサービスを導入しているのが、メルキュール上海虹橋 SOHO (上海携程美居酒店)だ。メルキュール系のホテルでは、デリバリーロボットを導入しているところが多いのだが、ホテル内に階段やスロープがあると、ロボットが走行できないため、全ホテルに導入されているわけではない。メルキュール上海虹橋 SOHOには、このデリバリーロボットが2台導入されている。
ロビーに入ると、2台のロボットが充電しながら待機している。ホテルスタッフによると、一番忙しいのは、昼食時と夜間。「ロボットが運ぶようになって、客室まで頻繁に往復しなくてもよくなり、大いに助かっている。楽になった」と喜んでいた。
確かに、食事時になると、ひっきりなしにデリバリーの配達が来る。ホテルでは、デリバリー業者の配達者は、フロントまでしか届けることができないため、通常、ここからは、ホテルスタッフが客室に届けていた。今は、2台のロボットがスタッフにかわって、客室まで届けている。スタッフは、配達者が運んだデリバリー商品をロボットの中に入れて、客室番号などを入力するだけでOK!後はロボットの自動運転。エレベーターも一人?で乗るし、周囲に人がいるときは、「少し離れて下さい。通ります」と話しかける“おりこうな”デリバリーロボット。ただ、まだ人を感知して、事前に避けることができないためか、「よけて下さい」と言われるところはご愛嬌。また、自動販売機とのリンクができるシステムも完備している。
アトラクション的に楽しめる次世代のデリバリースタイルは、今後ますます目がはなせなくなる。(提供/フライメディア)
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