Record China 2019年10月6日(日) 18時20分
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中国中央電視台(中国中央テレビ)は、1日の建国70周年の「国慶閲兵」の一環として天安門広場上空でのJ-20(殲20)、J-16、J-10の戦闘機3種の編隊飛行についての話題を「秘話」として発表した。
中国中央電視台(中国中央テレビ)は2019年10月4日付で、1日の建国70周年の「国慶閲兵」の一環として天安門広場上空でのJ-20(殲20)、J-16、J-10の戦闘機3種の編隊飛行についての話題を「秘話」として発表した。
J-20、J-16、J-10が同一の場で飛行を披露するのは初めてだったという。記事はまず、戦闘機3種は戦闘時に敵に対して優勢を保つように造られている一方で、本来ならば閲兵時に披露するような編隊飛行は難しいと紹介した。
例えばJ-20の場合、ステルス性向上のために機体が扁平な形状をしている。編隊飛行時には通常、近くを飛行する僚機を目測して位置関係や距離を保つのが一般的だが、J-20は扁平な形状のために僚機の目測が難しい。そのため、地上のさまざまな状況と合わせて他の機体の大小を目視し、自機の角度を何度も修正して、隊形を整えるのだという。
J-16は重戦闘機であり、飛行中には各種通信の連絡ポイントにもなる。いわば「空中指揮官」の役割を担うという。閲兵飛行の際にも、離陸してから定められたポイントに時刻通りに集合し、正確な編隊飛行を行うために実戦訓練と同様の誘導をしたという。
J-10はエンジンを1基だけ搭載する単発機である点で、J-20やJ-16とは異なっている。つまり、1基しかないエンジンに不具合が生じると、それだけで墜落する危険が極度に高まる。
記事は、J-10が人口密集地帯である都市の上空を低い高度で密集して編隊飛行することについて、操縦士などに大きな心理的圧力がかかることもあると解説。
閲兵式でJ-10に搭乗した方金偉操縦士によると、バードストライク(鳥などとの衝突。吸気口から鳥を吸いこんでエンジンが停止する場合もある)などの事態にも備えて飛行経路の周囲の飛行場すべてに緊急着陸できるよう細かく定めていた。方操縦士は「特殊な事態に備えて相当全面的に備えていたと言ってよいでしょう」と説明した。(翻訳・編集/如月隼人)
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