新中国の成立70周年に際して、中国の最高指導者である習近平国家主席は多くの場面で重要な演説をおこない、中国の国民は世界各国の国民と共に「人類運命共同体の構築」を推し進めねばならないと強調している。これは、中国が世界の平和的発展とグローバルガバナンスの促進のために提供する「中国の解決策」だ。習主席は2013年秋に、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」を共同で建設することを提唱した。このイニシアティブは世界経済の成長に新たなエネルギーを見いだし、発展の不均衡という地球的な課題の解決に向けた中国の知恵である。「一帯一路」の共同建設は、グローバルガバナンスを改善するための重要な道筋にもなっている。

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　これまでの6年間、「一帯一路」イニシアティブは、中国が提唱する「人類運命共同体の構築」の理念とあいまって、各国の政治的相互信頼、経済的な相互融合、人的・文化的な相互交流を強化してきた。この7月末までに、すでに136カ国と30の国際機関が中国と「一帯一路」協力の文書に署名している。「人類運命共同体の構築」の理念は国連の決議文書に何度も書き入れられている。このことは、この理念が国連による共通の安全保障という平和的理念と強く結びついており、不確実性に満ちた世界に方向性を示し、各国の共通利益に合致していることを示している。英ケンブリッジ大学政治国際関係学部シニア・フェローであるマーティン・ジャックス氏は、「一帯一路」イニシアティブの良さについて、「マクロ的なビジョンであると同時に、それらのビジョンを実現するための具体的なステップも盛り込まれている」と指摘し、「一帯一路」は自信に満ちていて、強くて雄大なものであるため、かならず成功することができるだろうと明るい見通しを示している。（CRI論説員　徐艶清、王覚眠）