Record China 2013年8月1日(木) 17時50分
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1日、麻生太郎副総理兼財務・金融相は、ナチス政権を肯定したとも解釈されかねない自身の発言を撤回した。
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2013年8月1日、麻生太郎副総理兼財務・金融相は、ナチス政権を肯定したとも解釈されかねない自身の発言を撤回した。発言の真意と異なる形で誤解を招いたことを「遺憾」と表明し、ナチスを肯定する意図はなかったとしている。
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問題の発言は29日、当時の世界で最も民主的とされたドイツのワイマール憲法がナチス政権下でいつの間にかすり変わっていたことについて、「あの手口に学んだらどうか」と述べ、国内外で批判の声が広がった。その後、麻生副首相は発言の真意が「十分な国民的理解、議論のないまま憲法改正が進んでしまった悪例として挙げた」と説明。ナチスを例示したことを撤回した。
問題発言には中国外交部が非難の声明を出していたが、この発言撤回後も中国紙が噛みついてきた。
中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は、“中国版ツイッター”(微博)で運営する公式アカウントを通じ、「発言は撤回すれば済むと思っているのか!?」と批判。これには一般ユーザーも、「日本人は発言撤回が大好き」「こいつ(=麻生氏)は頭脳明晰だが、ビッグマウス」などと追随した。また、「ためしに発言してみて各界の反応を見たかったのでは?」「僕が生きている間に戦争にさえならなければいい」「ドイツだって2回の敗戦を経て今のドイツなんだ…今の日本はちょうど、第一次大戦敗戦後のドイツと同じ状態」など、さまざまな角度から意見が飛んでいる。
また、一部ではあるが、日本批判を強調する国内メディアの報道姿勢に疑問を呈する声も出た。
「日本人を罵るのなら、それがどんなに口汚い言葉であったとしても、マスコミは喜ぶのだろうがね。まず、(麻生発言の)原文を読まないことには、いかなる意見も言いたくない」
「麻生の発言を全文掲載してくれ、マスコミが編集した評論ではなくね。あんな報道を見れば誰だって怒りが湧くさ。しかし、全原文を見せてほしい」
「引用に引用を重ね、翻訳に翻訳を重ねて、もしどこかで誤訳や曲解が生じればどうなるか、考えてみたことはあるか?原文、そして全文が公開された状況下ならともかく、取捨選択された訳文を見ただけなら、まず『どうして麻生はナチスに学ぼうなんてとんでもないことを言ったんだ?』と疑問を持たないと」
「民主主義って想像するほど美しいものじゃない。メディアが発言権を握って民主を煽動するパワーといったら、おそろしいほどだ。(中略)マスコミの情報は片目をつぶって読んでおくことだ」(翻訳・編集/愛玉)
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