CRI online 2019年10月9日(水) 21時30分
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世界経済フォーラム(WEF)が10月9日にスイス・ジュネーブで発表した2019年度の「世界競争力報告」は、全世界の総合競争力ランキングで中国を昨年度と同じ28位とした。ただし、中国の総合指数は前年比で1.3ポイント上昇した。 「報告」は、市場規模の指数では中国に対して最高の...
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世界経済フォーラム(WEF)が10月9日にスイス・ジュネーブで発表した2019年度の「世界競争力報告」は、全世界の総合競争力ランキングで中国を昨年度と同じ28位とした。ただし、中国の総合指数は前年比で1.3ポイント上昇した。
「報告」は、市場規模の指数では中国に対して最高の100ポイントを与え、世界第1位とした。マクロ経済の安定性については、最高指数に近い98.8ポイントとした。中国の世界経済の成長に対する貢献度は2006年以来、連続して世界第1位であり、世界の経済成長の最大のエンジンでありつづけている。
「報告」は、中国のイノベーション能力の成長は迅速として、世界第24位に評価した。中でも研究開発分野で中国のランキングは、世界の上位10位入りした。現在の中国では、企業による研究開発への資金投入が全社会による投入の70%以上だ。阿里巴巴(アリババ)、華為(ファーウェイ)、騰訊(テンセント)などの企業はすでに、全世界の技術イノベーションの最前列に身を置いている。
「報告」はさらに、中国が総合指数を1.3ポイント上昇させた主たる要因を、通信技術分野の傑出した状況にあるとした。中国は同分野の指数が78.5で、経済開発協力機構(OECD)加盟国中でも先進国とされている25カ国の指数を上回った。
昨年末までに、中国の電話利用契約数は延べ17億件を超え、光ケーブルの全長は4358万キロメートルに達した。いずれも世界第1の規模だ。現在では、第五世代移動通信システム(5G)の研究開発の水準で、中国は世界トップのグループに入っている。これらを土台として、中国はクラウド・コンピューティング、ビッグ・データ、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)などの新技術の融合発展に尽力し、インターネットと経済・社会の各分野での境界を超えた深い応用の過程で機先を制し、構造転換による発展を遂げつつある中国経済に新たなエネルギーを提供し、競争力を維持しようとしている。
「報告」は開放と協力の重要性を改めて強調した。米国のビジネス界では将来に対する不確実性を懸念する情緒が蔓延しており、取り引きの開放度は著しく低下した。このことが米国の世界の競争力での総合指数に影響し、米国が世界の競争力ランキングで第1の地位を保てなかった結果に結びついた。(CRI論説員)
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