Record China 2019年10月18日(金) 7時0分
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中国紙・環球時報は17日付記事で、「日中関係の行方をどう理解するか」と題する英BBCの文章を紹介した。資料写真。
中国紙・環球時報は17日付記事で、「日中関係の行方をどう理解するか」と題する英BBCの文章を紹介した。
記事はまず、このたびの台風19号が日本に甚大な被害をもたらしたことを指摘。14日に予定されていた海上自衛隊の観艦式が中止になったことを説明した上で、「2019年の観艦式は中国海軍の初参加が関心を呼んでいた」と述べた。
そして、「観艦式は中止されたが、日中関係は長年の曲折を経て新たな発展を得たようだ」とし、「台風にひるむことなく日本に向かった中国の駆逐艦『太原』は横須賀港に入港。中国の軍艦が日本を訪れるのは10年ぶりのことで歓迎を受けた」と紹介。それ以前にも安倍晋三首相が中国の建国70周年に合わせて祝賀ビデオメッセージを送ったり、日中の新時代を切り開くと強調したりしていることに言及し、「台風は日中新時代を切り開くという安倍氏の情熱を吹き飛ばしはしなかったようだ」と論じた。
記事は「中国の経済、軍事力がアジアで急速な台頭を見せる中、米中の矛盾は拡大の一途をたどっている。日中間にはもともと領海、歴史をめぐる多くの問題が存在する」と述べ、米国の一部学者は日本と手を組んで中国に圧力をかけるよう呼び掛けていると説明。「これに対して日本には口に出せない苦しみがある」とし、「現実的な地政学的検討をせねばならない」と説いた。また、来年行われる東京五輪にスポーツ強国・中国の参加を欠くことはできないとも述べた。(翻訳・編集/野谷)
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